
30日、釜山(プサン)アジア大会のサイクル第1競技の女子24.2km個人道路独走で銅メダルを獲得した李ウンジュ(20・尚武)はベールに包まれていた無名選手。
李ウンジュは、今大会3ヵ月前の6月末に国家代表に電撃的に抜てきされた。もちろん代表に選ばれたのも今回が初めてだ。
当初、個人道路独走代表に予定されていた選手は朴ハジョン(25・羅州市庁)。昨年の全国体育祭典で同種目1位の座を獲得したイム・ヒャンジュン(22・競輪サイクル団)は3kmコースに種目を変更し、2位が朴ハジョンだった。
サイクル界がざわめいたのは昨年3月のこと。「3・1節記念大会」で李ウンジュがシンデレラのように現われて予想を覆して1位に立ったのだ。次の大会、6月の大統領大会には「大先輩」朴ハジョンが優勝を手にした。
選択に悩んだサイクル連盟は、訓練過程の中で李ウンジュと朴ハジョンを対象に評価会を行い、結局李ウンジュが代表に抜てきされる幸運を勝ち取った。
体系的な訓練を受けてから3ヵ月後に初出場した国際大会で獲得したメダルなので、スタミナと肺活量さえ着実に補強していけば、2006年のドーハ大会では金メダルは獲得も同然というのが専門家たちの見方だ。
議政府(ウイジョンプ)女子中学2年生の時、初めてサイクルのサドルに乗った李ウンジュは高校卒業後、所属できる実業チームがなく銀輪から降りる決意をしたが、彼女に目を留めた尚武チームの女子コーチ、朴チョンスク氏の勧誘で短期間の猛特訓をこなしてメダルを首にかけることができた。165cm、56kgの平凡な体格だが、勝負根性だけは最高だとうのが朴コーチの評価だ。
李ウンジュは「朝のコンディションが良かったので銀メダルまで狙ってみたが、緊張のあまり競技中は何も思い出さなかった。今後、さらに経験を積んで4年後には必ず金メダルを取ってみせる」と語った。
田昶 jeon@donga.com






