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米英国連決議案にイラク反発

Posted September. 29, 2002 22:59,   

イラクは28日、米国と英国がイラクに対し、30日以内に大量破壊兵器を完ぺきに公開することと、フセイン大統領府も査察対象に含ませるよう求める内容の国連決議案を進めていることについて、強い反発の姿勢を示した。同決議案には、イラクが要求条件を受け入れない場合、即時軍事行動に出るとの内容が含まれている。

▲米英が進めている決議案〓同決議案は、イラクに兵器プログラムの全ぼうを公開し△すべての関係者らと大統領府を含めた全ての場所に対する国連査察団の接近を認めるようにし△安保理決議案が採択されて以降30日以内に生化学・核兵器の製造工場についても、完ぺきに解明するよう求めている。

これは、98年、アナン国連事務総長とイラクの間に締結された了解覚書きで、査察対象を8カ所に制限し、アナン総長が任命した「高官レベルの外交官」など代表団の接近だけを認めたものとは異なる内容であることから、論議の素地がある。

決議案が採択されれば、イラクは国連の通知を受けてから7日以内に決議案の受け入れを決めなければならない。米国は、決議案を30日の安保理で可決させることを希望している。

▲イラクの反応〓新たな決議案の内容について、イラクのラマダン副大統領とアジズ副首相は、28日、拒否する方針を明らかにした。ラマダン副大統領は「査察団についてのイラクの方針は、すでに固まっている」とし「イラクを害しようとするいかなる追加の措置も受け入れたくない考えだ」と釘をさした。アジズ副首相は「戦争が起きる場合、米国はここ数十年間で経験できなかったばく大な人命被害を被るようになるだろう」と警告を示した。

イラク側の反発について、フライシャー米大統領スポークスマンは28日「イラクは国連安保理の決議案について、発言権を持っていない」と一蹴した。

▲安保理理事国の反応〓フランスのシラク大統領は、ブッシュ米大統領との電話で「自動的な対イラク攻撃を仮定したうえでの、いかなる決議案にも反対する」との立場を表明した。フランスは、国連査察団のイラク復帰を要求した後、イラクがこれを拒否すれば2回目の決議案を採択すべきという、2段階の対応論を提案している。

ロシアのプーチン大統領は26日、イラクの危機は迅速に解決されなければならず、新たな国連決議案は必要ないとの立場を表明した。中国の朱鎔基首相は、シラク大統領に会った席で、フランスの立場への支持意向を示したうえで「国連安保理が支持しない対イラク攻撃は、予測付かない結果を招くはずだ」と懸念の意を表明した。

一方、英国のチャンネル4テレビは29日「アンケート調査を行ったところ、世界平和に最も脅威になる人物として、回答者の43%がフセイン大統領を、37%がブッシュ米大統領を選んだ」と伝えた。また、80%が米国の一方的な軍事行動に反対の意を示した。



konihong@donga.com