
不妊とは子どもが欲しいと思って、避妊をせずに正常な夫婦関係を持っても、1年以内に妊娠に失敗する場合のことを言う。
国内の不妊比率は10〜15%程度で、女性の年齢が高いほど不妊になる可能性が高くなる。最近、女性の社会活動が活発化してから、結婚年齢と子女を持つ時期が遅れており、△効果的な避妊方法の普及△妊娠中絶や性病による骨盤内の感染疾患の増加などで、不妊患者も増えている。とくに所得が増えてから、不妊の診療需要も大きく増えている。
産婦人科学が発達し、試験管ベイビーなど補助的な生殖術による治療成績も画期的に良くなり、多くの不妊夫婦に希望を与えている。補助生殖術は、卵巣から直接卵子を採取し、不妊治療に利用するすべての施術方法を意味する。
国内では1985年、ソウル大学病院産婦人科で対外受精手術で試験管ベイビーが初めて生まれて以来、100以上の不妊センターで年間2万回以上の補助生殖術が行われている。大韓産婦人科会の資料によると、97年の対外受精手術による妊娠成功率は27.8%、分娩率は20.6%だった。また、同一患者に対外受精手術を繰り返せば、累積妊娠率は60%まで引き上げられる。
金石鉉(キム・ソクヒョン)ソウル大学病院産婦人科教授
◆資料提供:医療情報サイト「バーチャル・エム・ディ」(www.virtualmd.co.kr)






