
「チャブム・ジュニア」の異名を持つ車(チャ)ドゥリ(22・ビーレフェルト)がドイツ・ブンデスリーガのデビュー戦を成功裡に終えた。
2002韓日W杯後、ブンデスリーガに進出した車ドゥリは、12日の2002〜2003シーズン・カイザースラウテルンとのアウエー戦に初出場した。スタメンでグラウンドを踏んだ車ドゥリは、後半28分に交代になるまでの73分間を特有の速さでピッチを駆け回った。
これで車ドゥリは、車範根(チャ・ボムグン)元代表監督の後を次いで東洋人としては初めて親子がブンデスリーガでプレーする最初のケースとなった。父親の車範根氏は1972〜1979年シーズンまで、ブンデスリーガで10年間、通算308試合に出場し98ゴールを記録した。
車ドゥリは、この日、ゴールやアシストなど攻撃ポイントこそ挙げられなかったが、73分間絶えずグランドを駆け巡る活気あふれるプレーで「合格点」を受けた。ライトウィングに起用された車ドゥリは、前半7分、右のコーナー近くから切り込み、初のセンターリングを上げた。
前半13分には、いきなりのアウトフロントパスでチャンスを作り出した。また前半28分、ゴール前でこぼれたボールを絶妙にパスしたが、ボールを受けたダブロウスキーのヘディングが惜しくもぎりぎりでゴールを外した。
車ドゥリは持ち味のスピードを生かして、相手陣営の右サイドに空間を作り出したほか、守備にも積極的に関わった。車ドゥリは、後半18分、ゴールに駆け込みボールを頭に当てたが、ファール判定を受けた。後半25分には、オフサイドを犯してボールを遠くに蹴り飛ばした行為で警告を受けた。
当初、交代メンバーで投入される可能性が高いとみられていたが、試合を前にして主力のFWブリンクマンとビチニアレクが負傷し、先発出場のチャンスをつかんだ。試合結果は1—1の引き分け。
試合が終わったあとのインタビューで、車ドゥリは「前半は比較的プレーがよかったと思うが、後半にはボールを蹴り上げるのに汲々としていたようだ」と自らのプレーを振り返った。
車ドゥリは、また「メールマン監督から次の試合も一生懸命準備するようにと言われた」と話し、15日のヘルタ・ベルリンとのホーム戦にも先発で出場する可能性が高いことを示唆した。
朱性元 swon@donga.com






