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[社説]「栢宮・亭子疑惑」最高検察庁が解明すべし

[社説]「栢宮・亭子疑惑」最高検察庁が解明すべし

Posted July. 25, 2002 23:42,   

京畿城南市(キョンギ・ソンナムシ)の栢宮(ペクグン)・亭子(チョンジャ)地区の用途変更とパークビューマンション建設分譲過程で浮き彫りになった疑惑をこのまま伏せておくには疑問があまりにも多い。きのうの国会でハンナラ党の朴鍾熙(パク・チョンヒ)議員は、「栢宮・亭子ゲート」が現政権の政治資金づくりのために作られたという疑惑がある」として、政治家と関連企業とがからみ合った疑わしい関係を具体的に指摘した。朴議員がマスコミに従事していた時代から4年間もこの疑惑を洗い出すために集中的に取り組んできたことから、彼の発言には「相当な真実」が盛り込まれているものと、われわれは判断できる。政治攻勢と決め付けられるには何とも釈然としない。

朴議員が名指しした有力政治家はまったく関係がないと否定しているが、その話を信用するには検察(水原地検)の捜査があまりにもずさんだ。パークビュー事業に参加した会社が作った秘密資金が114億ウォンにのぼるという事実を突き止めた検察が、ただ3億ウォンの使途を確認しただけで、残りの111億ウォンの行方を追及できない理由はいったい何なのか。用途変更やマンション新築過程を誰よりもよく知っている金炳亮(キム・ビョンリャン)前城南市長を手配しておいて、検察は果たして逮捕に積極的に取り組んだのか。朴議員の指摘通り、P元長官とP議員ら「大物」がかかわっているから、捜査が進まないのではないか。

栢宮・亭子地区疑惑は、商業用地が突然住・商複合用地に変わったことから始まる。その土地に建てられたマンションは、容積率が都市設計指針より高いにもかかわらず建築許可が降り、さらに約1800世帯のうち449世帯は、事前分譲される恩典が与えられた。そのような中、京畿道と城南市が常識的には不可能な用途変更と建築を認めた経緯はまだ明らかにされていない。

疑惑解明は検察の役割である。水原地検で限界があれば最高検察庁が積極的な捜査に乗り出すべきだ。国民が疑念を抱き、国会議員が国会で問題提起したにもかかわらず、「手がかりがない」として捜査を回避するのは、疑惑をどんどん膨らませるだけである。