「今時『ソンビ』という言葉を、男性に限って使う必要はないのでは…」
22日午後、慶尚北道安東市陶山面(キョンサンブクド・アンドンシ・トサンミョン)の陶山(トサン)書院内にある尚徳祠(サンドクサ)。女教師15人が男教師14人と「肩を並べて」衣冠で身を固め、退渓・李滉(テェゲ・イファン)先生の位牌の置かれた尚徳祠を参拝する「謁廟(アルミョ)儀式(写真)」を行った。1574年(朝鮮時代・宣祖7年)に建立された陶山書院の尚徳祠に女性が出入りするのは今回が初めて。陶山書院は今年4月に行われた堂会で、女性の謁廟を許すことにした。
謁廟を終えた女教師たちは、陶山書院の中心建物、典教堂(ジョンキョダン)で書院の儀礼を習い、ソンビ精神についての講義を聞いた。
女教師たちの今回の謁廟は、退渓先生の人生を体験するためのイベントの一環。87人の女教師ら全国の小中学校教師230人は、ら23日から8月末まで8回に分けて陶山書院内のソンビ文化修練院(金胄顯院長)で2泊3日間、生活しながら、退渓先生の人生を体験する。
退渓先生以降、慶尚道儒学の総本山だった約10坪の典教堂に、女性が公式に入ったのも今回が初めてだ。
大邱(テグ)のアンシム女子中学校の朴龍順(パク・ヨンスン、38、女)教師は、「数百年間女性の出入りが禁じられていた場所であるだけに緊張した。一生懸命に勉強し、言動の正しい人を『ソンビ』というなら、女性も十分ソンビになれるだろう」と語った。陶山書院の李龍兌(イ・ヨンテ、69、サンボコンピューター会長)院長は、「女性の社会進出が活発になっているのに、陶山書院を男性の専有物と思うのは、時の流れに逆らうことだ。教師たちが正しい人間関係や仁義礼知を重視した退渓先生の教育観を改めて理解する機会となればと思う」と話した。
◆ソンビ:朝鮮時代(1392〜1910)またはその以前に、儒教の教養と人格を兼ね備えた男性をさす言葉。
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