「これまで大事にしまって置いた夢を実現するのに全力を尽くしたい」
約2年間の首相生活を終えて11日、国会に復帰した李漢東(イ・ハンドン)前首相は、辞任の挨拶で、とりわけ「夢」を強調した。
李前首相は「夢を具体的に説明するには時間が必要とされる」とし、具体的な言及を避けたが、普段「夢を失った政治家は政治家ではない、わたしにも夢がある」と強調してきた点なので、大統領選と関連した動きと関係なくない発言だろうとの見方が出ている。
しかし李前首相は8月8日の再選・補選など政界の流動的要因が少なくない点を考慮、ひとまず静観する時間を持つものとみられる。
李前首相が選択できる「場合の数」は、現在としては△与党民主党への入党△第3の新党結成△自民連への復帰など数種類があるが、依然として確固たる絵は描けていない模様だ。
しかし、自民連とのワダカマリが依然として残っている点から考えると、自民連への復帰の可能性は少ないものと思われる。
したがって、民主党の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領候補が8月8日の再・補選以降、大統領選候補選出に向けた再度の党内予備選を提案していることから、民主党のドアをノックしたり、鄭夢準(チョン・モンジュン)、朴槿恵(パク・クンヘ)議員などが進めている新党に関心を持つ可能性が大きいというのが周辺の観測。
李前首相自身も「政治をするためには政党に身を置くのが筋道」と話している。
李前首相は、8日、金大中(キム・デジュン)大統領との週定例報告の際、自身の今後の去就についての立場を示したものと伝えられた。
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