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ソウルで披露される「天上のバレー」

Posted July. 11, 2002 23:01,   

この夏、ソウルが「バレー」と恋にはまる。

米国のアメリカンバレーシアターのパロマ・へレラとマルチェロ・ゴメズ、仏・パリオペラバレー団のアグネス・レテステとホセ・マルティネズのカップル、国立バレー団のキム・ジュウォンなど、内外の「踊りのプロ」たちが27〜28日午後7時、芸術の殿堂オペラ劇場にて華麗な「パドドゥ(2人舞)」を披露する「2002世界のバレースター招請大公演」が開かれる。

東亜(トンア)日報と世界舞踊センターが共催する今回の舞台は、総勢16人におよぶバレーのスターたちが、2人ずつペアを組んで「ジゼル」「ドンキホーテ」「白鳥の湖」「エスメラレダ」「ロミオとジュリエット」など、バレーの名作からハイライトシーンを舞台にあげる。 

パロマ・へレラは、1975年アルゼンチン生まれで、15歳のとき世界3大バレー団のひとつとされるアメリカンバレーシアターに入団し、1999年には最年少首席バレリーナ(19)に選ばれるほど、抜群の才能を持つバレリーナである。ジョン・セルヤ、ナチョ・ドゥアトなど有名な振付師と現代舞踊を共演しており、ニューヨークシティーバレー、モスクワバレーの客員バレリーナとして活躍した。

彼女は、1994年に米紙ニューヨークタイムズが選んだ「30年間文化界を変えていく30人の芸術家」に、1999年にはTIME、CNNなどから「ニューミレ二アムのリーダー」に選定されている。

今回の公演で、彼女はパートナーのマルチェロ・ゴメズと「エスメラルダ」「海賊」の2人舞を踊る予定で、悲しくも美しい踊りの真髄を披露する。

アグネス・レテステも、パロマ・へレラと並んでバレーフアンの関心を集めているひとり。

1990年、バロセロナ国際舞踊コンクールで金メダルに輝いた彼女は、1987年パリオペラバレー団に入団、1997年から現在に至るまで首席バレリーナの座に君臨している。

世界の舞踊界から注目を浴びている韓国人の踊り手たちの舞台も見どころ。最近フランスで公演された「ドンキホーテ」に出演して好評を得た、仏パリオペラバレー団のキム・ヨンゴルと、1996年の東亜舞踊コンクールで金賞を受賞し、現在国立バレー団の首席バレリーナを務めるキム・ジュウォンが「ドンキホーテ」「ロミオとジュリエット」で2人舞を披露する。

ロシア・ボルショイバレー団で唯一の韓国人バレリーナであるべ・ジュユンは、キーロフバレー団のイワノフ・コンスタンチンと「グランファクラシック」「モーツァルト」で、華麗な踊りを披露する予定。

「エスメラレダ」の中の2人舞を踊る、サンフランシスコバレー団の首席バレリーナ、バレリーのであるユアン・ユアンテンとロマン・ライキンは、多国籍カップル。1993年スイス・ロザンバレーコンクールで金賞を受賞したロマン・ライキンと、1992年パリ国際バレーコンクールのジュニア部優勝者のユアン・ユアンテンは、それぞれロシアと中国の出身。2人は、1998年ユアン・ユアンテンの故郷の中国・上海で行われた、ガラ公演舞台でも共演している。

この他、ルンキナ・スベトラナ(ボルショイバレー団)、ユリア・マハリナ(キーロフバレー団)、ファン・へミン、オム・ジェヨン(ユニバーサルバレー団)らが出演する。

世界舞踊連盟韓国本部のキム・へシク(韓国芸術総合学校舞踊院長)会長は「外国の指折りの踊り手たちが一堂に会しての公演は珍しいこと」だとしながら「世界のバレーの変わり様を確認できる機会になるはず」だと語った。

3万〜15万ウォン。公演の問い合わせは02−2020−1620、1588−7890



beetlez@donga.com