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閣僚3人が辞任表明、低迷するトルコ政局

Posted July. 09, 2002 22:32,   

トルコのオズカン副首相ら閣僚3人が総選挙の早期実施などを要求して辞任意向を表明、トルコ政局が低迷する局面になった。これらの閣僚らは、また、エジェビット首相が率いる民主左派党(DSP)を離党すると伝えられ、これまで128席で550席の議会多数党となっていたDSPは、極右民族行動党(MPH、127席)に多数党の地位を譲り渡すようになった。

エジェビット首相は、健康問題で今年5月初めから正常な執務遂行ができず、周りから辞任要求を受けてきていて、今回政治的な同伴者であるオズカン副首相まで失うことによって、深刻な政治的危機に直面するようになった。この日、トルコ貨幣の相場は5%も下落した。

オズカン副首相は、先週末、エジェビット首相が自身への非難世論を鎮められずにいるとの理由で、首相を公に批判した。このことによって、二人の対立がさらに激化したものとされる。

この日、オズカン副首相とともに辞任意向を表明したイステミハン・タレイー文化相は「こう着状況に陥ったトルコ政治の活路を模索するためには新たな政治勢力が必要とされる」とし「辞任する閣僚がさらに増えるかも知れない」と述べた。



kimsk@donga.com