2002韓日サッカーワールドカップ(W杯)をめぐるKT(旧韓国通信)とSKテレコムのし烈なマーケティング競争が、KTと国際サッカー連盟(FIFA)間のかっとうにまで飛び火する模様だ。
KTのヤン・ジェス W杯通信団長は、FIFAがW杯公式スポンサーではない韓国企業に対して知的財産権侵害容疑で法的措置をとらないことについて、「 FIFA がSKテレコムに対して措置をとらなければ、KTは FIFAを相手どって損害賠償請求訴訟を起こすしかない」と21日、発表した。
ヤン団長は「KTはこれまで FIFAに『SKテレコムはW杯のスポンサーでもないのに巧妙な方法でスポーツ・マーケティング活動を行っているので制裁してほしい』と要求したが、これといった改善措置をとってくれなかった」として、「公式スポンサーが数百億ウォンを払って買い取った知的財産権をFIFAが守ってくれない場合、FIFAはスポンサーに対して責任をとらなければならない」と主張した。
KTはさらにSKテレコムが韓国サッカー協会の公式スポンサーでもないのに「韓国サッカーの力、スピード011」など巧妙な広告文を通じてサッカー協会の公式スポンサーのKTの知的財産権を侵害したと主張しており、韓国サッカー協会もSKテレコムへの法的措置を要求することにした。
これに対して、SKテレコムは「広告活動を開始する前に十分法律的な検討をしており、問題の余地はない」と反発している。SKテレコムのイ・ヒヒョク・プロモーションチーム長は「SKテレコムのレッドデビルズのイメージを利用した広告は、今回のW杯の中心的な「文化現象」である「街角応援」の広がりに決定的に寄与した」と主張した。
一方、スポーツ・マーケティングの専門家らは 、FIFAがKTの要求通りSKテレコムに損害賠償を請求するのは難しいとみている。
ソウル大学体育教育学科のカン・ジョンホ教授(スポーツ・マーケティング)は、「国際オリンピック委員会(IOC)が公式スポンサーではない企業の「アンブッシュ・マーケティング」と関連し米裁判所に一部の企業を提訴したが負けた判例がある」と言っている。
広告代理店の第一企画の関係者は「SKテレコムのマーケティングは、世界初の応援団を活用したアンブッシュ・マーケティングの成功例だ。今回は FIFAが法的措置をとらないが、2006年のドイツ・ワールドカップでは同じような事例を防ぐ装置を設ける可能性が高い」と話した。
李炳奇 eye@donga.com






