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強豪アルゼンチンも脱落 フランスに次ぐ衝撃

強豪アルゼンチンも脱落 フランスに次ぐ衝撃

Posted June. 12, 2002 22:41,   

世界ランキング1位のフランスに続いて、ランキング2位のアルゼンチンまで崩れてしまった。 サッカーの2002ワールドカップ(W杯)のもっとも強力な優勝候補と目されていたアルゼンチンがついに、「死の組」の犠牲となった。

アルゼンチンの脱落はフランスサッカー以上の衝撃を与えた。大会の開幕前から、各種のマスコミや賭博師の予想で、バティストゥータ、クレスポ、ベロン、オルテガなど世界的なスターが名を連ねている「超豪華軍団」アルゼンチンは、フランスを抜いてもっとも強力な優勝候補に挙げられていた。

12日、仙台の宮城W杯競技場で行われた組別リーグ F組アルゼンチン対スウェーデンの試合。

この日の試合で必ず勝利してこそ、自力での決勝トーナメント進出が可能だったアルゼンチンは、総力戦を展開したが、堅守の壁を崩せず、かえって後半14分に、スウェーデンのA・スベンソンの絶妙なFKに先制ゴールを奪われたが、後半43分、クレスポが1点をばん回して1—1の引き分けにとどまった。

これで、アルゼンチンは1勝1敗1引き分け(勝ち点4)となり、予想を覆して、組3位にとどまることで脱落の苦杯を喫してしまった。

アルゼンチンがW杯本大会の1次リーグで敗退したのは、1962年のチリW杯以来40年ぶりのことだ。

一方、大阪長居陸上競技場で行われた同じ組のイングランドとナイジェリアの 試合は0—0の引き分けに終わった。

これで、イングランドとスウェーデンは1勝2引き分け(勝ち点5)で並んだが、総得点差でイングランドが負け、組2位で決勝トーナメント進出を果たした。

12日現在、スウェーデンとイングランドをはじめ、デンマーク、セネガル、スペイン、ブラジル、ドイツ、アイルランドの合計8カ国が決勝トーナメント進出を決めている。