サッカー2002ワールドカップ(W杯)の開幕を翌日に控えた30日、世界はひとつの「ワールドカップ地球村」として熱く盛り上がっている。世界中のサッカーフアンは、国境と昼夜の時差を越え、ひとつの脈拍をリアルタイムで共有する4年ぶりの祭典を、興奮と期待の中で迎えようとしている。
6月4日に韓国との初戦を控えたポーランドは、韓国チームの戦力の急上昇ぶりに緊張を隠せない様子。
ポーランド駐在韓国大使館(宋旻淳大使)の權泰勉(クォン・テミョン)参事官は「韓国とフランスの試合を観戦したポーランド人が、案外多いようだ。このため韓国チームの成長ぶりに驚きを示しながら、6月4日の試合の行方に神経をとがらせている」と紹介した。
ワルシャワ中心部にある文化科学宮殿(37階)は、建物の中に大型スクリーンを取り付け、外交使節などを招き、韓国戦を共同で見るイベントを行う予定だ。韓国大使館も、ワルシャワ郊外の大使公邸に大型テレビを設置、同国に在住する韓国人(約300人)を招請する計画だ。
ヨーロッパや南米に比べ、比較的煮え切らない感じだった米国のサッカーブームも、W杯の開幕を前にして、徐々に熱気を帯び始めている。
USAトゥデー、ワシントンポスト、ニューヨークタイムズ、LAタイムズは、W杯の全般にわたりスペシャルセクションを制作したり、特集記事を載せている。
ABC、CBS、NBCの3大地上波テレビ局とCNN、フォックス、MSNBCなどニュース専門チャンネルやESPNなどスポーツ専門チャンネルも、スポーツニュースの時間帯に、韓国と日本のワールドカップ準備状況と試合の展望などを詳しく報じた。
米国のマスコミの最大の関心は、自国のベスト16進出の可否。ポーランドと引き分けて韓国に勝てば、1勝1敗1分け、そして得失点差でベスト16入りが可能だという分析。
日本の新聞各社は30日、1面を開会式前夜祭のリハーサルや厳重な警備体制、W杯トロフィーに口づけする女性などをソウル発の写真で飾り「いよいよ明日開幕」という見出しで、大きな期待と関心を表した。
さらに新聞各社は、各グループの出場選手リストやチームの戦力を分析した特集記事、W杯期間中の主要試合の中継スケジュールなどを盛り込んだ、テレビ番組編成表を掲載した。
放送各社も、30日午前5時ごろから「日本代表の最新情報」「W杯直前の各国の秘密情報」「いよいよ明日開幕—各国応援団の宿泊事情」「W杯直前、日本代表は」という、W杯関連番組から始めていた。この日一日、6つのテレビ局で準備したW杯関連番組は25に及んだ。
「1戦だけでも勝利を!」
史上初めてW杯本大会に進出した中国の念願だ。京華時報、北京青年報、北京万報など大衆各紙は、すでに10日前から毎日20ページ以上のW杯特集版を組みながら、中国チームをはじめ、世界各国の代表チームの動静と戦力を詳細に紹介するなど、激しい紙面競争を展開している。
北京、上海など8都市の「球迷・サッカーフアン」が30日、中国チームの善戦を祈願して、18万個の折鶴を中国サッカー協会に贈った。北京にある首都体育館では29日、大勢のアイドル歌手とタレントが出演し、およそ2万人の観衆が集まった中で、中国チームを応援するビッグコンサートが開かれた。
中国チームは22日出国に先立ち、中国のサッカーフアンに寄せたメッセージの中で「W杯で我々は新進であり、弱体のチームであることは否めない」として、過剰な期待を警戒した。中国のマスコミも、自国チームのベスト16入りの可能性については、懐疑的な展望を多く出している。
「アートサッカーの中核」ジダンが、負傷でセネガルとの開幕戦に欠場するとのニュースに、フランスは大きな衝撃に見舞われた。フランスの新聞と放送各社は、連日ジダンの負傷の程度と病勢の状況、ジダンの出場可能性などをソウル発で密着報道し、「W杯連続優勝」の夢に水を差すのではと、うれいを示している。
モスクワ市庁は、熱烈なサッカーフアンであるルシュコフ市長の緊急指示で、W杯期間中モスクワ中心街にあるプーシキン広場とアルバート街に大型スクリーンを設け、W杯試合を中継することにした。
モスクワ市内の高級レストランとナイトクラブは、W杯期間中、チアリーダーまで動員した大型スクリーンを取り付け、家路を急ぐサッカーフアンを引き止める計画だ。
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