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カンヌ映画祭審査委員長の朴贊郁監督「韓国映画だからと加点はしない」

カンヌ映画祭審査委員長の朴贊郁監督「韓国映画だからと加点はしない」

Posted May. 14, 2026 09:09,   

Updated May. 14, 2026 09:09


「カンヌ国際映画祭に、期待できる韓国映画が3本も招待されてよかったです。だからといって、審査委員長である私が韓国映画に点数を上乗せすることはありません、はは」

12日(現地時間)、フランス南部カンヌで第79回カンヌ国際映画祭が開幕し、11日間の日程に入った。韓国人として初めて同映画祭の審査委員長を務める朴贊郁(パク・チャヌク)監督(63)はこの日、現地で懇談会を開き、「韓国はもはや映画の辺境国ではない」とし、「わずか20年の間に大きな変化があった」と振り返った。

「初めてカンヌに来た2004年、映画『オールド・ボーイ』の時だけ見ても、韓国映画が時折紹介される程度でした。その間に大きな変化があり、その結果、私が審査委員長も務めることになりました」

朴氏は「韓国映画が優れていたから中心に入った、と表現したいわけではない」とし、「映画の中心そのものが広がり、より多くの国の多様な映画を受け入れられるようになった結果だ」と説明した。

今年のカンヌ国際映画祭には、羅泓軫(ナ・ホンジン)監督の『ホープ』がコンペティション部門に、ヨン・サンホ監督の『群体』がミッドナイト・スクリーニング部門に進出した。チョン・ジュリ監督の『ドラ』は監督週間に招待され、観客と出会う。コンペティション部門に韓国映画が進出したのは、朴監督の『別れる決心』以来4年ぶりだ。

朴氏はこれについて、「偏見も先入観も固定観念もなく、胸を躍らせながら待つ気持ちだけで映画を見ようと思う」としながらも、「ただ、審査する時は映画について明確な見解を持ち、歴史を知る専門家として評価する」と述べた。

朴氏は、最近の米国とイランの戦争など国際情勢が深刻化している状況についても見解を示した。政治と芸術の関係について、「二つを対立する概念として考えること自体がおかしい」とし、「政治的主張が込められているからといって、芸術の敵と見なされてはならない。芸術的に優れた形で主張されているなら、耳を傾ける価値がある」と語った。

朴氏は2017年の第70回カンヌ国際映画祭でコンペティション部門の審査委員を務めたことがある。今回、審査委員長就任の打診を受けた当時を振り返り、「非常にストレスの大きい仕事だとよく分かっていたので、5分ほど悩んだ」とし、「しかし振り返ってみると、カンヌからこれまで多くの贈り物を受け取ってきたので、今度は奉仕する時ではないかと思うに至った」と心境を明かした。


キム・テオン記者 beborn@donga.com