
ヘグセス米国防長官は12日(現地時間)、米・イラン戦争勃発後、在韓米軍の高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)の一部が中東に移転されたのは、事前計画に基づく措置だったと明らかにした。イランの報復攻撃に対応するため、韓国配備のTHAADを急きょ移転・配備したのではなく、戦争の準備段階から計画されていたとの趣旨の発言と受け止められている。
ヘグセス氏は同日、米上院歳出委員会国防小委員会の予算公聴会に出席し、「米・イラン戦争勃発後、韓国に配備されていたTHAADやパトリオットシステムの一部が中東へ急きょ移転されたが、事前に計画されていたのか」とのシャーツ上院議員(民主党)の質問に、「すべて十分に検討した上で進められた」と答えた。さらに、「イランの核保有を阻止するという極めて明確な目標を達成するための措置の一環だった」とし、「統合参謀本部と行政指揮部があらゆる面を徹底的に検討した」と述べた。
これに対しシャーツ氏は、中東周辺国に対するイランの報復攻撃は十分予想できた事態だとし、「なぜ戦争勃発後になってから韓国のTHAADを移動させるなど、後手に回ったのか」と追及した。これに対しヘグセス氏は、「今回の衝突に万全を期すため、可能な限りあらゆる措置を講じたと確信している」と反論した。
これに先立ち、先月21日にブランソン在韓米軍司令官は、米上院軍事委員会の公聴会に出席し、THAADが現在も韓国に残っていることを確認しつつ、「われわれは弾薬を送っており、(弾薬は)移送に向けて準備中だ」と述べた。これを巡っては、発射台などTHAADの核心システムは韓国に残し、迎撃ミサイルなど一部のみを中東へ移転したとの分析が出ていた。
アン・ギュヨン記者 kyu0@donga.com






