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[社説]20万ドルの疑惑の早期解明を

Posted May. 10, 2002 09:52,   

野党ハンナラ党の尹汝雋(ユン・ヨジュン)議員が、未来都市環境代表の崔圭善(チェ・ギュソン)被告から20万ドルを受け取ったという疑惑は、与党民主党の政治的攻勢として提起されたが、政治の場で糾明されうる事案ではない。検察の捜査結果が出る前に与野党が味方に有利な結論を断定しておいて、政治攻勢を過熱させるのは穏当ではない。

これまで与野党の攻防ばかりが熱くなっている一方、肝心の捜査は遅遅として進まなかったが、最近、検察が真相解明に近づいたような態度を示し、この事件は新たな局面にさしかかっている。検察は崔被告の電子メールのアカウントや両替の記録、周辺人物に対する捜査を行い、真相解明が可能な証拠を探しているという。

政治家の腐敗、犯罪に関しては、与野党の区分はない。当事者の尹議員は、政治弾圧だと主張してハンガーストライキを行った。しかし、一方的な主張や政治攻勢を通して潔白が立証されるのではない。尹議員は自身が潔白だと思うなら、真実究明に積極的に協力するべきだ。

尹議員の20万ドル授受疑惑は、事実如何によって本人はもちろん所属党にも大きな打撃を与えかねない。政治的に敏感な事件を捜査する検察は、中立的立場で不偏不党な姿勢で臨まなければならず、事の重要性に照らし合わせて迅速に決着をつけなければいけない。

しかし、検察が不確かな捜査情報を流したのは、公正性を疑われる行動だ。捜査の結果と同様、捜査の手続きと方法も重要だ。民主党と内通している印象を与えることになれば、尹議員やハンナラ党が捜査結果に承服するのは難しいだろう。

民主党の薛勳議員は、約束した録音テープを提示できなかったため、無責任なあら捜し的暴露だという非難を受けた。この事件の真相解明とは別途に、薛議員がこのような情報をどのような経路を通じて得たのかに対する真相も同時に解明すべきだ。薛議員が情報機関や捜査機関を通して情報を得たならば、これは20万ドルの収受疑惑に負けず劣らず重要な問題だ。