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[社説]「薛勳(ソル・フン)流の暴露」は許されない

[社説]「薛勳(ソル・フン)流の暴露」は許されない

Posted April. 24, 2002 09:41,   

与党民主党の薛勳(ソル・フン)議員は、先週の金曜日「崔圭善(チェ・ギュソン)容疑者が、野党ハンナラ党の尹汝雋(ユン・ヨジュン)議員を通じて、同党の李会昌(イ・フェチャン)前総裁に2億5000万ウォンを渡した」と暴露した。薛議員は、崔容疑者と尹議員の会話内容を収録したテープがあり、これを2〜3日のうちに公開すると話した。薛議員は、情報を入手してから数日間に渡る確認過程を踏んでいる、として自身たっぷりの様子だった。

ところが、公開を約束した今週に入り、薛議員は言逃れをし始めた。情報に対する確認過程を終えたと言いながら、いざ暴露の核心となる録音テープの内容は、聴いていないというのだ。そのうえ、今さら「その部分(内容を直に確認しないで信頼できる情報だと判断した根拠)は、私が軽率だった」と言い訳をする。いまや、薛議員の主張は「テープを週明けには公開できるものと考えていたが、持ち主が明かさない」ということ。

結局、薛議員は確実な証拠もないまま、相手の政治生命に致命傷を与えかねない「メガトン級暴露」をしたことだけは確かだ。この事実だけをとっても、薛議員と民主党は政治道義的に責任を免れないはずだ。もしも、引続き録音テープの公開に持ち込めないとすれば、薛議員は議員の座を辞退して、法的責任を取って当然だろう。

これ以上「薛勳流の無責任な暴露」は、許されない。薛議員が、大統領の3人の息子たちの不正疑惑で窮地に追い込まれた与党の立場の逆転を狙って、いわゆる「向い火作戦」を図ったとすれば、これはあまりにも民心を無視した行動にほかならない。薛議員が「汚い工作政治」の疑いを晴らしたいのなら、今でも遅くはない、暴露の証拠を示すべきだ。それもしないで、公表するから待て、というような態度は、国民を侮る行動である。

民主党も「証拠もなく暴露したはずがない」として、余裕を見せている場合ではないということに気づくべきだ。数々の不正疑惑で、大統領府が蜂の巣をつついたようになったところへ「DJ(金大中大統領)の家臣」出身ともあろう者が、「当てが外れましたか、ならやめましょう」といった暴露をするとしたら、この政権を信頼できる国民は誰一人としていないだろう。