与党民主党の大統領選公認候補選びの予備選挙を戦っている李仁済(イ・インジェ)候補側の金允秀(キム・ユンス)公報特別補佐役は1日、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)候補の選挙運動本部とノサモ(盧武鉉を愛する人達の集い)に韓国大学総学生会連合(韓総連)所属の学生らが参加しているという疑惑が強くもたれている」と主張した。
金補佐役は同日、民主党の記者クラブで3項目からなる公開質疑書を発表し、「韓総連は最高裁が利敵団体と判断した学生団体であり、国家保安法の撤廃、在韓米軍の撤退、公企業の民営化反対を主張している盧候補の路線と同じだ」としたうえで、「盧候補は韓総連に対する立場を明確にすべきだ」と求めた。
また、李候補は民主党の仁川市(インチョンシ)支部で記者懇談会を開き「民主労働党の権永吉(クォン・ヨンギル)代表は、ある月刊誌とのインタビューで『盧候補の政策は民主労働党と同じだ』と語っている」とし、「大統領選が保守・改革の対立構図で行われる場合、左派候補の敗北は必至だろう」という見解を強調した。
これに対して盧候補側の柳鍾珌(ユ・ジョンピル)公報特別補佐役は、「ノサモは韓国初の自発的な政治家のファンクラブであり、会員は会社員や学生らからなっている」とし、「韓総連とは何ら関係がないにもかかわらず、李候補側が思想問題を問題視している」と非難した。
柳補佐役は、さらに「盧候補は在韓米軍の撤退を主張したことがない」とし、「李候補の政策路線は、野党ハンナラ党の政策に70%近く近接しているが、もしかして李候補はハンナラ党の第2陣ではないか」と問い返した。
一方、ハンナラ党は別の担当チームを設け、盧候補が判事・弁護士を務めていた時代の活動状況と各種の利権への介入疑惑などについて追跡しているという。
鄭用𨛗 yongari@donga.com






