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「交通混雑費用」1人あたり一番は釜山

Posted February. 18, 2002 09:27,   

交通混雑による時間の浪費と燃料費の増加など、混雑費用が大幅に増えていることが分かった。交通開発研究院が17日発表した「2000年全国交通混雑費用」によると、2000年1年間の全国主要地域間の道路とソウル、釜山(プサン)など7大都市の交通混雑費用の合計は19兆4482億ウォンにのぼり、99年に比べ13.6%増加した。

2000年の交通混雑費用は、1991年に研究院が初めて混雑費用を算出して以来、もっとも高いものとなり、毎年平均17.5%ずつ増え、91年の4564億ウォンに比べ、9年で4.3倍に増えた。混雑費用を国内総生産(GDP)と対比すると、91年の2.11%から2000年には3.76%に高くなった。

混雑費用はソウル市が4兆7141億ウォン(42.3%)ともっとも高く、釜山2兆6609億ウォン(23.8%)、仁川(インチョン)1兆3052億ウォン、大邱(テグ)7791億ウォン(7%)、光州(クァンジュ)7111億ウォン(6.4%)、大田(テジョン)6992億ウォン(6.3%)、蔚山(ウルサン)2794億ウォン(2.5%)の順となった。

都市別一人当たりの混雑費用は釜山がもっとも多く、年間73万ウォンと推計され、仁川、光州は53万ウォン、ソウル48万ウォン、 大田31万ウォン、蔚山28万ウォンの順であった。ソウルでは、車両1台当たり年間約116リットルの燃料が交通混雑のために浪費されているという。

光州は地下鉄1号線の工事が続き、都心の交通混雑がひどくなったことから、混雑費用の増加率が年平均26.8%ともっとも高かった。

交通開発研究院は車両の増加、週末レジャーの交通量の増加、地下鉄の建設などによる交通渋滞の深化とともに、原油価格の上昇などが費用を高めているものと分析している。

研究員のキム・ギョンジン博士は「交通混雑費用を減らすには、道路の拡充など施設投資も増やさなければならないが、△大都市圏における都市鉄道などの公共交通機関利用の活性化△交通施設運営の効率化と先端交通体系の導入△交通需要の合理的な抑制などの対策が必要だ」と話した。

この混雑費用は、車両が交通混雑のために、正常速度以下に走らざるを得ないことから発生するドライバーの時間価値の損失、車両運行費の増加などの費用を合わせたものだ。



具滋龍 bonhong@donga.com