SK、ロッテ、コーロンなど20社余りの国内企業が欧州の金融機関と合弁で都市銀行を設立する。都市銀行が設立されるのは1992年の平和(ピョンフヮ)銀行以来10年ぶりで、企業が共同で銀行を設立するのは初めて。
金融界や関連業界によると、これらの企業はすでに銀行設立を準備する事務局の役割をする「ヴイバンクコンサルティング」を設立、活動を開始している。現在、出資を決めた企業はSK、ロッテ、コーロン、東原(トンウォン)証券、三宝(サンボ)コンピューター(TGユーベース)、キョンバン(e−ベンチャーキャピタル)、ヒソン、テユ、ダウム、アンチョルス研究所(ザムス)、eネット、イニシス、ファィスネット(フィンガー)、シキュアソフト、ドリーマー、フューチャーシステム、コセロジスティックスなどだ。
ヴイバンクコンサルティングの李炯昇(イ・ヒョンスン)代表は、「資本金1000億ウォンのうち国内企業20社が80〜85%を出資し、残りの15〜20%はドイツのアリアンツやフランスのBNPパリバなど欧州の金融機関からの出資を協議している。外国の投資家が確定次第、4月中に金融監督委員会に設立のための予備認可届けを出す計画だ」と述べた。
李代表は予定通り準備作業が進むと、早ければ今年末、遅くとも来年初めからは営業を開始すると話している。彼はまた、「現行の銀行法によると、国内の大株主は4%以下の持ち株しか持てないが、合弁銀行の場合には国内の大株主であっても、外国人投資家の持ち株だけ所有できるため、SKとコーロンが外国人の持ち株だけを出資する計画だ」と語った。
さらに李代表は「当初はインターネットバンクを設立する予定だったが、まだ国内にはインターネットバンク設立のための認可基準がなく、一般の都市銀行を設立することにした。しかし、一般銀行とは違って店鋪を作らず、オンラインだけで銀行業務を行う新しい形の先端インターネットバンクに特化していく」と発表した。
これを受けて、この銀行は役職員を100人余りに最小限に抑え、本店と少数のサービスセンター以外は支店を置かない。
なお、この銀行は新世界(シンセゲ)、コンパックコリア、ヒュメックス、ドリムウィズ、豊山(プンサン)、現代(ヒョンデ)産業開発、イルシン創業投資などと戦略的な業務提携を結ぶ予定だ。
洪贊善 hcs@donga.com






