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アルゼンチン、ペソ40%切り下げへ

Posted January. 07, 2002 09:17,   

アルゼンチンの国会下院は6日未明(現地時間)、通貨ペソの切り下げと、経済再建のためにドゥアルデ暫定大統領に強力な権限を与える内容を盛り込んだ、緊急の経済改革法案を圧倒的多数で可決した。

アルゼンチンの上院は6日、同法案を審議する予定だが、ドゥアルデ大統領率いるフェロン党が上院を掌握していることから、法案は可決されるものと予想される。

経済改革法案が下院を通過したことで、ドゥアルデ新政権は一応大きなヤマ場は越えた。しかし、アルゼンチン新政権は、1410億ドルに達する外債を返済し、経済危機を乗り越えるにはあらゆる部門において引き締め政策を進める一方、国際通貨基金(IMF)をはじめ債権国の支援を取り付けなければならないなど、解決すべき課題が山積していると、外信は分析している。

▲経済対策案の主な内容〓下院は改革法案によって、数十年間続けてきた1ペソ=1ドルの固定相場制を廃止するのをはじめ、ドゥアルデ大統領に△金融システムの改革△価格統制△国内産業と雇用市場保護のための非常権限を与える。

経済改革法案では、為替相場を具体的に明らかにしていないが、関係者らは1ドル=1.4ペソに相場を固定し、ペソを40%ほど切り下げることを示唆した。

ドゥアルデ大統領はペソ引き下げによる国民の苦痛を減らすため、一般家庭に対し△10万ドル以下の債務△電気、水道、ガス料金などについては切り下げ前の為替レートを適用することにした。また、雇用の安定を図るため、今後180日間解雇を禁止した。

さらに、切り下げ措置によって損失を被る銀行など金融界に対しては国債を発行する一方、石油輸出税から一部支援することにした。

ドゥアルデ政権は、ペソ切り下げによる取り付け騒ぎを防ぐため、先月1日、デラルア大統領が導入した「預金口座凍結措置」を当分延長することにした。

▲内外の反応とインフレへの恐れ〓ブッシュ大統領はアルゼンチンの新経済改革案について支持の意を表したと、ブルームバーグ通信が5日報道した。ブッシュ大統領は5日、メキシコのフォックス大統領とウルグアイのバジェ大統領、チリのラゴス大統領に次々と電話を掛け、アルゼンチンの支援策について議論した。

ワシントンポスト紙は6日、新政権が実施する切り下げ措置によって80年代のような激しい物価上昇が再燃しかねないとの懸念が高まっていると伝えた。同紙はまた、アルゼンチンの住民が大型スーパーマーケットに駆けつけて生活必需品と家電製品などの買いだめに乗り出していると報じた。

一方、企業も通貨切り下げに伴う輸入価格の上昇分まで勘案して商品の価格を決めており、薬局、スーパーマーケットなどはすでに品物の値段を20%も引き上げている。



lailai@donga.com