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死んだ息子の母校に1億ウォンを寄託

Posted January. 07, 2002 09:17,   

70代の男性が、軍隊で亡くなった息子の母校、江原道太白市(カンウォンド・テベクシ)ファンジ高校に「世間に知らせないで欲しい」と言って、こっそり1億ウォンの奨学金を寄託していたことが分かった。

1964年から、太白で養鶏をしながら4人の息子をファンジ高校に進学させた林雨燮(イム・ウソプ、71)氏が寄託者であるという事実は、学校側が財団の設立を進める過程で偶然分かった。

林氏は「91年に軍隊で訓練中に亡くなった4男が恋しくて、朝の散歩がてら学校の運動場に通ううちに、息子たちが学んだ学校に金を預けても惜しくないと思うようになった」と述べ、奨学金の寄託理由を明らかにした。

さらに「若人は夢を持つべきだ」として「貧しくても『やればできる』という信念を持たせるため学校に金を預けることにした」と付け加えた。

かつて諜報部隊に勤務した林氏は、64年に除隊した後、わら葺屋根のみすぼらしい家で義母を含む7人家族とともに、太白暮らしを始めた。

最初、鶏250羽で始まった農村暮らしは83年、鶏が1万2000羽まで増え、ある程度の基盤ができた。

林氏は、71回目の誕生日を迎えた昨年12月8日、銀行に預けておいた1億ウォンを下ろし、3男(秉戊、ビョンム)夫婦とともにファンジ高校を訪れ「生活に困った生徒に渡したいが、、目立たないようにして欲しい」との注文をつけた。

林氏は、91年に亡くなった4男(炳善、ビョンソン)の殉職補償金としてもらった530万ウォンも、手をつけずに大切に仕舞ってきたが、3年後の94年に全額を太白市に郷土奨学金として寄付している。

5年前に妻と死に別れ一人暮らしをしている林氏は、3人の息子を立派に育てた。長男は事業家、次男は進学校の講師、3男は研究所に勤めている。



sunghyun@donga.com