スージ・金を殺害した容疑で身柄を拘束されたベンチャー企業「パス21」の大株主、尹泰植(ユン・テシク)容疑者の株式供与によるロビー事件を調べているソウル地検は、尹容疑者からパス21の株式を受け取った容疑で、大統領府青瓦台(チョンワデ)警護室の4級職員、李聖哲(イ・ソンチョル、44)容疑者を28日召喚し調べている。
ソウル地検特別捜査(特捜)第3部(車東旻部長検事)は「李容疑者は尹容疑者から昨年7月『青瓦台・警護室の警備システムにパス21の指紋認識システムを導入できるようにして欲しい』という要請とともに200株の株式を受け取った」としている。
青瓦台警護室の4級職員が昨年7月、株式供与による請託を受けた容疑が確認されれば、尹容疑者が昨年ニカラグア大統領の訪韓時に、青瓦台を訪問して金大中(キム・デジュン)大統領に会った事実と連結付けられ、警護室のずさんな管理をめぐっての波紋が予想される。
青瓦台側は「李氏は82年に青瓦台に入って以来、課長と呼ばれ、大統領の訪問先を事前に訪れて、肉眼で安全を確認する役割を果たしてきた」とし「李氏は前日辞表を提出しているが、綱紀を乱したとして29日、罷免措置を取った」と明らかにした。
一方、検察は、尹容疑者から昨年2月、パス21の株式400株と150株をそれぞれ無償で受け取った後、他人名義で保管してきた疑いで、中小企業庁ベンチャー政策課の前職と現職の課長徐(ソ)某・梁(ヤン)某両容疑者に対し逮捕状を請求することにしている。
ソウル地検の幹部は「ベンチャー政策課は99年末、尹容疑者にベンチャー企業賞を授賞した部局」だとし「当事者らは否定しているが尹容疑者が自白した」と述べた。
検察はまた、前日、鉄道庁とソウル地下鉄公社の前職・現職職員2人の身柄を拘束したのに続き、28日、鉄道庁課長の孫(ソン)某容疑者を、昨年3月「パス21の指紋認識システムを鉄道庁の料金システムに導入して欲しい」という依頼を受けるとともに200株を受け取った容疑で身柄を拘束した。
警察庁も昨年3月「スージ金事件」に対する捜査で、尹容疑者を調べた際、警察庁所属のジ某警官とキム警官を、パス21の株式2100株を受け取った容疑で28日身柄を拘束した。検察は2人が送致された後、株式を上部に上納したかどうかについても捜査したいと明らかにした。
捜査チーム関係者は「これまでのところ4級、5級の実務公務員のほかには、株式ロビーの対象が確認されていないが、高官のなかに代理株主がいるかどうかを確認したい」としている。
金昇鍊 srkim@donga.com






