「2〜4週間の海外研修に300万ウォン以上かかる」
多くの親たちが金銭的な負担を抱えながらも、小学生の子供に海外語学研修をさせることがブームとなっている。高い費用を支払っているのに斡旋業者の宣伝通り研修が行われず、消費者は不満を募らせている。
27日韓国消費者保護院(http://www.cpb.or.kr)によれば、小学生の子供に海外研修をさせた親229人を対象に調査したところ、休みを利用して2〜4週間海外語学研修をさせるのに子供1人当り300万ウォン以上を使ったケースが85.2%に達していることが分かった。研修費用を400万ウォン以上費やした場合も3人のうち1人の割合で、10人のうち1人は 500万ウォン以上を使っていた。
また、84.9%が生計に負担を感じるほどだったと回答している。一部の生徒(22.3%)は海外研修のため学校を欠席することもあった。
様々な問題点を抱えているにも関わらず、多くの親(83.8%)がこれからもずっと子供に海外研修をさせたいと答えた。
親の半分程度(45.7%)は斡旋業者の宣伝とは違って、教育が不十分だったと不満を抱いており、生徒の安全を担当する専門教師が同行しないとの不満は37.6%にのぼった。
消費者保護院の孫栄鎬(ソン・ヨンホ)商品取引チーム長は「海外短期語学研修は教育基本法による「留学」ではないため、事業者登録がなくても語学研修を斡旋することができる」と話している。
李憲鎭 mungchii@donga.com






