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「権魯甲・朴智元氏退くべき」与党若手グループが要求

「権魯甲・朴智元氏退くべき」与党若手グループが要求

Posted November. 01, 2001 09:13,   

与党民主党の総裁である金大中(キム・デジュン)大統領は即刻的な政府与党の再編を求めている党内一部の最高議員らに対して「国政刷新は通常国会以降に断行する」との考え明確に伝えていることが、先月31日までに明らかになった。

しかし「開かれた政治フォーラム」、「正しい政治実践研究会」、「国民政治研究会」など改革志向の強い若手議員らの各派は、この日、代表者会議を持ち△金大統領の総裁職の委譲および党籍離脱△一部人物らの政界引退△党代表の直接選出△選出職最高委員の全員辞退——などを民心収拾策として論議するなど、党内の内紛は拡散し続けている。

▲若手議員ら各派が連帯の動き〓張永達(チャン・ヨンダル)、辛基南(シン・ギナム)、朴仁相(パク・インサン)、李在禎(イ・ジェジョン)、金成鎬(キム・ソンホ)議員など、党内若手議員らからなる各派の代表者らは同日、連帯会議を持ち、政府与党刷新に向けた建議文を共同で作成し、党所属議員らを対象に署名作業を繰り広げることで意見が一致した。

朴議員は「1日まで与党政府刷新に関する建議文を作成した後、3日の金大統領が主宰する大統領府における最高委員会議にこれを付託し、大統領の決断を促すことにした」と述べた。しかし、朴議員は、この建議文で特定人物を刷新対象として取りあげたりはしない考えだと明らかにした。

▲政界引退要求で波紋〓初当選議員12人からなる「未明21」はこれに先立って会合を持ち、権魯甲(クォン・ノガブ)元最高委員と朴智元(パク・ジウォン)大統領政策企画首席の政界引退を求めることを決め、波紋を広げている。

李浩雄(イ・ホウン)、金成鎬議員など「未明21」所属の議員10人は「国政の運営に困難を来した疑惑を受けている権元最高委員と朴首席は政界から引退すべきだ」と主張し、10月25日に行われた再選挙・補欠選挙での敗北責任を負って韓光玉(ハン・グァンオク)代表など党の指導部も辞退するよう要求した。

これに対し東橋洞系(ドンキョドン、金大統領の家臣グループ)の李訓平(イ・フンピョン)議員は「ハンナラ党の無責任な疑惑提起を引き合いに政界引退を要求するのは疑惑の拡大生産に劣らない無責任な政治攻勢」だとして反発した。朴政策企画首席は「今は通常国会に専念すべき時」だとして反応を控えた。

▲鎮静化図る金大統領〓与党の高官は「金大統領は通常国会が終わる年末ごろ、明確な国政刷新の措置を取るだろう」とし、「こうした考えを最高委員ら一部に伝えているところ」だと述べた。

同高官は「金大統領は党で設けた『国政刷新の特別機構』を通じて民心収拾の案を建議してくれば、これを積極的に受け入れるだろう」との見方を示した後「総裁職の委譲もこれに含まれる」と付け加えた。



chang@donga.com