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[社説]北朝鮮、米国が疑念を抱くのも当然

[社説]北朝鮮、米国が疑念を抱くのも当然

Posted October. 19, 2001 09:14,   

ブッシュ米大統領が中国で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の閣僚会議への出席をひかえて、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対して強い疑念を示し、警告したことは注目すべきことに違いない。ブッシュ大統領が6月に北朝鮮に対して対話を提案した際には、懐疑心を持ちながらも一定の成果を期待するような発言をした。しかし、今回は依然とは雰囲気がまったく違う。

ブッシュ大統領は、「金正日(キム・ジョンイル)総書記が危機を収拾しないで、疑い深く秘密めいた反応を見せることに失望した」としながら、米国との交渉だけでなく、韓国政府との約束を履行することも拒否する金総書記はとうてい理解しがたい人物だと評した。また、北朝鮮が軍事境界線付近に集中している通常戦力を後方に移動させるなど平和を支持するという明白なメッセージを示すべきだとし、「北朝鮮は米国がアフガニスタン戦争に縛られているという間違った判断を下して、軽々しい行動を取ってはいけない」と語った。

ブッシュ大統領が、なぜこのように金総書記を信頼せず、誤った判断について警告を発したのかはこれ以上説明するまでもない。ブッシュ政権の発足からもう9カ月経っているが、米朝関係はまったく進展が見られず、不信の溝だけが深まっている。

米朝関係が悪化したのには、より積極的に幅広いアプローチを取らなかったブッシュ政権にもいくらか責任がある。しかし、根本的な責任は北朝鮮側にある。なぜ、ブッシュ政権が提案した対話の機会を前向きに積極的に活用しなかったのか。続けてきた南北対話までも中断し、米国ばかりを非難するなど、なぜ、あえて閉鎖的な態度を取ったのか。反テロ政策をより積極的に表明することで、「テロ国」という汚名を返上する機会があったにもかかわらず、なぜそうしなかったのか。北朝鮮内部の事情が困難だっただろうが、私たちからすれば、非常に残念なことだ。

また、政府は南北対話と米朝対話を並行して推進するとして、韓米協調をあんなに強調してきたが、その間成し遂げたものはなにか。南北対話にしても米朝対話にしてもろくに進んでいるものは何一つない。ブッシュ大統領の今回の発言からして、北朝鮮に対する韓米間の見解の違いが、ブッシュ政権発足当時と依然として変わっていないことが分かる。北朝鮮の主張と要求ばかりを意識しすぎたあまり、関係はこじれていくばかりだ。金大中(キム・デジュン)大統領は最近、USAトゥデイ紙との会見で、北朝鮮が離散家族の訪問計画を延期したことに非常に驚いたと述べたが、北朝鮮のこうした約束不履行は今に始まったことではない。政府は今からでも太陽政策の実像を直視して対北朝鮮政策を推進することを願う。