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米の収穫期を迎え、政府が流通量の70%を買い入れ

米の収穫期を迎え、政府が流通量の70%を買い入れ

Posted August. 30, 2001 09:56,   

政府は、生産者米価を昨年水準の80㌔当たり15万8000ウォンに維持するため、政府と農協、米穀綜合処理場(RPC)が合わせて3兆9586億ウォンを投入し、昨年より161万石(13.8%)多い1325万石を買い入れることにした。このような買い入れ量は収穫期の生産量を見越した量だ。

金大中(キム・デジュン)大統領は29日、江原道(カンウォンド)庁を訪問し、キム・ジンソン江原知事から業務報告を受けた後、春川(チュンチョン)市東面(ドンミョン)湖畔(ホバン)育苗場を訪れ農民らと話し合う中でこのように述べた。金大統領はさらに「その外にも約600万石は市場で処理する計画が明確に立てられている」として、「資金から購買倉庫に至るまで全ての準備が整っている」と強調した。

韓甲洙(ハン・ガプス)農林部長官も、今年の収穫期に憂慮される生産者米価の暴落を防ぐため、このような内容を盛り込んだ「米の需給及び価格安定対策」を同日発表した。

この対策によると、政府は来年度政府米の放出量を100万石以内に制限して季節振幅(収穫期の米価格と翌年収穫期直前の米価格の差)が3%未満の場合、政府米を放出しないことにした。

政府はさらに収穫期に政府買い入れ量575万石(1兆7386億ウォン)を滞りなく買い入れる一方、農協にさらに200万石(自主資金5700億ウォン)を買い入れることを指示し、買い入れ資金の利子と保管料などの300億ウォンを国庫から支援することにした。

またRPCが550万石(1兆6500億ウォン)が買収できるよう、米の買い入れ及び受託資金3000億ウォンをさらに支援することにした。この中100万石は農家が先金として70%を受け米の販売を委託した後、販売価格によって精算する「受託販売制」の形で買い入れられる。RPCに対する政策資金の金利は年5%から3%に引き下げ、支援額もRPC当たり13億ウォンから18億ウォンに増える。

一方、農林部は2004年の米交渉に備えた「米産業における中長期対策」を党政協議などを通じ、来週中に発表する計画だ。



金相哲 sckim007@donga.com