朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日(キム・ジョンイル)総書記とロシアのプーチン大統領は4日、モスクワのクリムリン宮殿で単独および拡大首脳会談を行い、△北朝鮮のミサイル開発△鉄道連結など両国の経済協力△南北対話と在韓米軍の撤収など、8項目の合意事項を盛り込んだ「ロ朝モスクワ宣言」を発表した。
両国は、共同宣言で「北朝鮮のミサイル計画は、平和的な性格を帯びているため、北朝鮮の自主権を尊重する国にとっては脅威にならない」とし、「米ロ間で1972年に結ばれた弾道弾迎撃ミサイル(ABM)制限条約は、戦略的な安定の基盤であり、攻撃用戦略兵器を削減するための基礎となるもの」だと述べた。
このような合意は、北朝鮮などいわゆる「不良国家」のミサイル脅威に備えるとして、米国がミサイル防衛(MD)体制構築を目指しABM条約の改廃を求めていることに対する明確な反対の立場を示したものと受け止められる。
しかし、北朝鮮側が2003年までミサイル発射実験を凍結するとした約束は改めて確認されたと、ロシアの大統領外交首席補佐官が伝えた。
北朝鮮は特に、共同宣言で「在韓米軍の撤収は、韓半島と北東アジアの平和と安全保障において、これ以上先延ばしできない差し迫った問題」だとしたことに対し、ロシア側が理解を示したとしており、今後、在韓米軍問題が南北間や米朝間の交渉でハードルとして浮上する可能性が出てきた。
ロシアは、南北対話については、南北間の合意を尊重するとして、南北対話が継続されることを支持すると明らかにした。両国は、この他に「南北間とロシア、欧州を連結する鉄道輸送路の創設を実現させるために、あらゆる努力を尽くすことにした」と明らかにした。
一方、ロシアは、北朝鮮に短距離防空システムと偵察機レーダーなどを販売することにしたと、英サンデータイムス紙が5日、報じた。
同紙は、金総書記が戦車とミグ機など先端兵器の購入を希望したが、プーチン大統領は4億2000万ドル相当の防衛用兵器の提供にのみ合意したと伝えた。
同紙は、また、ロシアは北朝鮮軍隊の近代化を支援する一方で、北朝鮮に核原子炉を建設することでも合意する可能性がある、と伝えた。
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