
中伏(チュンボク、土用丑の日)も過ぎ、猛暑がピークを迎えている。冷麺、うなぎ、参鶏湯(サムゲタン)から保身湯(ボシンタン、犬を食材にした料理)に至るまで、夏の特別料理や薬膳料理が至る所にあるが、どれも似たり寄ったりで「選ぶ楽しみ」がいまいちだ。
朝鮮時代の医書、東医宝鑑(トンイボガム)の本草綱目(ボンチョガンモック)編に「かぼちゃは色々な成分が豊富に含まれ、甘さが絶品で、五臓にやさしく精神を清らかにする」と書かれている。かぼちゃを使って様々な薬膳料理をつくるところは、京幾道高陽市(キョンギド・コヤンシ)一山区一山洞(イルサンク・イルサンドン)所在の「草家(チョガ)ヌルンジ」(031—977—2993〜4)。
かぼちゃ本定食(1万4000ウォン)か特定食(2万ウォン)を注文すると、京幾道延川郡(ヨンチョングン)などで採れたかぼちゃでつくった、お粥とかぼちゃご飯が出てくる。かぼちゃのお粥は、かぼちゃの持味を生かしたもので、調味料などは一切使われていない。
かぼちゃご飯は、かぼちゃのへたの部分を丸く切取り、種を取り除いた後肉から取ったスープを入れ、もち米、うるち米、粟、黍、黒米、栗、なつめ、銀杏を詰めて蒸したもの。サツマイモや栗のように甘みのあるかぼちゃに、香ばしい穀物の味がうまく染み出ているうえ、お惣菜として添えている4種類の野菜の和え物や、かぼちゃの葉などとうまくマッチしている。マダコとかぼちゃ、そして焼き肉(ブルコギ)が一つになったブルナックかぼちゃなべ(チョンゴル、7000ウォン)は、かぼちゃのうまみがうまく染み出ているせいか、香ばしくてさっぱりした後味がする。
定食に含まれる「非かぼちゃ」メニューの中にも、栄養を考慮したものが多い。精進料理のレンコンご飯、石鍋で炊いた麦飯、貝夫人酒パン、きのこのバター焼きなどは、この店ならではのメニュー。お焦げでつくったミニ団子は、一口に入る大きさ。火鉢で焼いた豚肉(6500ウォン)、葛冷麺(4500ウォン)は、好みで選べる。
ソウルを繋ぐ自由路からジャンハンICに入って白馬(べックマ)橋方面に真っ直ぐ進み、再びボンイルチョン方面に左折して2.5kmほど行った所にある。白馬駅に向かう汽車が、時折汽笛を鳴らして通り過ぎる。週末は要予約。駐車スペースは余裕あり。
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