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[記者の目] 何でもマスコミのせい?

Posted April. 18, 2001 13:20,   

「マスコミがニムビ現象を扇動してどうするんですか?」

ソウル市のゴミ焼却場広域化方針に地域住民が反発しているという記事が報道されるや、ソウル市のある高官が強く不満の声を上げた。

彼は「ゴミ問題が深刻なことをよく知っていながら、対案もないのにソウル市民の1%にもならない住民のニムビ(Not in my backyard)を煽ってことを複雑にした」と言いながら不快感を露にした。

彼の言葉通り、ソウル市のゴミ焼却場は初めから地元住民の反対を押し切って建てられ、今もことあるごとに搬入阻止など実力行使が続いている「ホットイシュー」だ。はたしてマスコミが一方的にニムビ現象を扇動しているのだろうか、考えてみよう。

住民らは「ソウル市が他の区のゴミは決して受け入れられないとする当初の約束をほごにした。これは最初からうそをついたか、自分たちの過ちを住民に押し付けようとする意図」だと主張する。

ノウォン(慮原)区の住民の1人は「建設当時ソウル市側はドボン(道峰)区やカンブック(江北)区に焼却場敷地を確保しておいたので慮原焼却場にこれらの地域のゴミを搬入することは一切ないという協約書を住民との間で交わした」と話している。

カンナム(江南)焼却場の近くに住んでいる住民は、「ソウル市が江南区の人口が急激に増えることに備えるため予備焼却炉を建てるといってとてつもなく大きな焼却炉を建てておきながら、今になってたわ言をいっている」と言い、「信頼できないソウル市を交渉の相手として認めることはできない」とまで話した。

ソウル市当局が先のことを予測できずに過剰施設を建て、突拍子に「広域化の正当性」を突きつけてくるというのが住民の認識だ。ゴミ焼却場の広域化はソウル市の主張する通りある程度避けられないことかも知れない。しかしソウル市はゴミの山をどこに処理するかより市の行政に対する積もりに積もった不信感を払拭することが先ではないだろうか。マスコミのせいだと住民を「煽ってみても」住民の不信感は解消されない。住民の方がことの運びをよく知っているからだ。



朴潤迵(パク・ユンチョル)記者 yc97@donga.com