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[味の店]京畿道河南市オムジ食堂

Posted January. 12, 2001 11:35,   

クルビ(塩漬けの干乾しイシモチ)といえば霊光(ヨングァン)の石首魚を思い浮かべる。高麗インジョン王時代から王様の食膳に出されてきたというのが、まさにこの霊光のクルビだ。パサパサした中国産とは違い、元祖霊光の石首魚を出す食堂がある。全羅南道霊光郡ポプャ当ハポプャ痘Wで三代前から始め、百年以上石首魚だけを出してきた食堂だ。京畿道河南市旧庶囗Hシンジャン市場の向かいの路地にあるポプャ塔|クルビ料理店オムジ食堂。

「何度も店をやめようとしてもだめでした。私たちにはクルビ料理の店をするのが宿命のようです」

当初、父親は息子たちにクルビ商売をしていると言われないように努力したが、結局次男も今は霊光ポプャ塔|でクルビを加工しているし、長男も母親を手伝っていろいろなクルビ料理を出している。「霊光ポプャ塔|のクルビじゃなかったら千倍の賠償金を出します」と大きく書かれた紙が彼らの自負心を語っている。

テーブルは全部で五つで大きくもなく、店もとてもきれいだともいえないが味は最高だ。クルビでこんな物を作れるのかと言われるほど意外な料理もあるが、昼ごはんに勧めたいクルビ定食(5千ウォン)には、家で食べるもののように熱いご飯と汁に海苔、煮豆腐、ワカメの和え物、キュウリの和え物、黒豆の煮物、太刀魚の塩辛等いろいろなおかずと網で焼いた大きめのクルビが2匹出る。

大根、春菊、セリ、長ねぎ、大蒜、豆もやしを入れて辛めに煮たクルビ鍋(クルビメウンタン・2万ウォン)で、辛煮鍋(メウンタン)の神髄を味わうことができる。お酒を飲んだ後、食べやすいようにちょっと薄めに煮たクルビヘジャン汁(クルビヘジャンクック・6千ウォン)は、クルビをたくさん入れることによって、その味が出るので2人分以上注文した方がいいだろう。

営業時間は午前9時から午後10時半まで。第2、第4日曜日は休み。車は路地裏の有料駐車場に止められる。電話は031ー792ー7784。

キム・ジェチャン(歯科医師)