政府は不良金融機関に指定されたか、または指定される予定にあるサムシン、現代(ヒュンダイ)、ハンイル生命といった3大不良生命保険会社を、既に公的資金が投入された大韓生命に資産・負債契約移転(P&A)方式で引き継がせる方案を慎重に検討している。
財政経済省の関係者は3日、政府主導の金融持ち株会社編入説が飛び交っているこれらの金融機関の処理と関連し、「できるだけ売却の方向へと進めるが、売却先が適当ではない場合、大韓生命に資産・負債契約以前の方式で引き継がせる方案を検討中である」と明らかにした。
同関係者は「保険会社の場合、一定期間が過ぎた後、契約者に相当額の保険金を支払わなければならないため、銀行とは違って清算が難しい」とし、「保険業務の特長上、民間が担当するのは望ましくない」と述べた。
彼は「従って、これらの保険会社に公的資金を投入した後、金融持ち株会社に編入させる方案を最後の手段として検討している」と付け加えた。
金融監督委員会はしかし、昨年の年末に政府主導の金融持ち株会社設立方案を発表し、これらの生命保険会社を金融持ち株会社の子会社として編入させる方針を明らかにしているため、今後の処理過程が注目されている。






