来年度の輸出増加率は 8.1%となり、今年(20.7%)より大幅に鈍化され、貿易収支の黒字は60億ドルにとどまるとの予測が出た。
韓国銀行は19日、「米国の景気鈍化と、韓国内の第2段階の企業や金融における構造調整(リストラ)の推進などによる対内外的な条件が悪化し、今年に比べ8.1%増加するものの、増加率は鈍化し、輸出高も1875億ドルにとどまる見込み」だと明らかにした。
輸出品目別では、大宇(デウ)自動車が法廷管理(日本の会社更生法に相当)に入ることによって、自動車部門の輸出増加率が今年の14.4%から4.0%に下落する見通しだ。化学製品と繊維部門の輸出増加率も原油価格の高騰で、それぞれ今年の31.8%と7.8%から4.7%と4.5%に下落すると予想している。
今年は単価上昇で急増していた鉄鋼製品も、輸出単価の下落と先進国の輸入規制の強化によって、今年の12.5%の増加率から6.0%に減少する見込み。
家電などの電子製品に対する輸出増加率は、Dロム価格の下落による半導体の輸出鈍化で、今年の32.2%から14.6%へ急落する見込みだが、ほかの品目に比べては増加される見通しだ。
輸入額は1815億ドルとなり、12.2%増えるとみられているが、増加率は昨年(35.1%)より大幅に下がると予想されている。原油の導入単価が1バレル当り28.3ドルから25ドルへ引き下げられたため、原油の輸入価格が255億ドルから240億ドルに減少し、景気沈滞による資材の輸入が多少減ると予想された。
ホン・チャンソン記者 hcs@donga.com






