Go to contents

[論評] ‘満足'と‘不満'の差

Posted October. 12, 2000 11:00,   

自分の生活に満足できるかできないのかは相対的な問題だ。貧しくても満足しながら生きられる人がいる反面、いくら裕福でも不幸だと思う人もいる。自分への満足度はよく、人生の目標と期待値をどう設定するかによって左右される。韓国の青少年の場合はどうだろう。最近、将来の希望を聞かれると`芸能人になりたい'`漫画家になりたい'など、前とは違った答え方をする青少年が多くはなったが、未だに大統領や長官、医者、教授などの、いわゆる最高級の職種が首位を占めている。

→アメリカで韓国系学生の学科成績は抜群である。移民したばかりの韓国の学生が足りない英語能力にも関わらず優れた成績をあげ、アメリカ学者の研究の対象になったケースもある。このように勉強なら自信のある韓国系の学生だが、自分への満足度の面では大きく落ちていることが調査結果で分かった。勉強では相手にならない白人や黒人学生の方がはるかに満足しながら生活しているとわけだ。

→韓国青少年開発院が韓国、アメリカ、日本、フランなどの4ヶ国の青少年を対象に実施した研究の結果が出た。これは各国の青少年の価値観を比べるためのものだった。そのなかで目をひくのは自己満足度についてのアンケートだった。調査の結果、韓国学生の自己満足度は37.2%だという。多くの青少年が不満を持って生活しているとの意味だ。これに比べ、アメリカは88.9%、フランスは70.6%で韓国より遥かに高かった。その原因は入試地獄などの厳しい教育環境だけではないようだ。相当部分が我々の考え方や価値観を反映する側面があるからだ。

→自分の子供に対する韓国父母の期待値は余りにも高い。人の子はともあれ、我が子だけは必ず名門大学に入るべきだし、必ず豊かな生活をしてほしいとの念願を持っている。こうした度過ぎた期待が部分的に学校の勉強において刺激になるかもしれないが、できない子供には甚だしい挫折感をもたらすだろう。できる学生もなぜか不安感を持たざるを得ない。つまり、彼らに`満足のできる生活'はあり得ない。これは青少年ばかりでなく我々全体に当たる問題だと言えるだろう。個人の能力に合わせて賢明に人生の期待値を調整できる方法はないだろうか。



洪賛植(ホン・チャンシク)記者 chansik@donga.com