新しく編纂された2002年度版の日本の中学校の歴史教科書が、互いにそれぞれ約束したかのように一つの例外なく歴史を歪曲しているという話に、我々は怒りと共に驚きを禁じ得ない。現在、日本の文部省の検閲を申請している中学校の歴史教科書は全部で8種類で、先月、日帝のアジア侵略をアジア解放戦争と記述したとして問題になった、「新しい歴史教科書を作る会」が作った歴史教科書以外の残りの7種類の教科書もやはり程度の差こそあれ、歴史の歪曲は同じようになされているとのことだ。
これらの教科書は日帝の朝鮮半島の植民地支配に対し、当時の国際関係上合法的な方法で行なわれたと記述しているかと思えば、日本のアジア侵略を進出という用語に置き換え、また慰安婦問題、南京大虐殺、731部隊、関東大震災当時の朝鮮人虐殺等についても削除したり、表現を曖昧に換えたりしているとのことだ。日本が行なった侵略行為の本質は、どんなに歳月が過ぎ去っても変わることのない事実で、これらの教科書がまるで手で天を隠そうとしているかのように歴史の真実を歪曲している姿は哀れみさえ誘う。
我々は日本の教科書がなぜこのように一斉に歴史を歪曲しようとするのかについても注目せざるを得ない。アジア各国は21世紀を迎え平和と和解を模索中だ。むしろ,過去の歴史について確実な反省の姿勢をみせなければならないこの時期に、どうしてこのような平和を踏みにじるようなとんでもないことが日本の中で拡散しているのか、我々はその理由が全く理解できない。
一部では民族主義の復活を狙う日本の右翼勢力の影響が作用した結果だという指摘もあり、このような右傾化の雰囲気を意識した日本の文部省の見えざる圧力のためだという話もでている。万一これが事実ならば、まさに憂慮すべき問題だ。日本が歴史の歪曲を通して狙っている目標が何であるかは知らないが、過去の歴史をあるがままに受け入れずに、好き勝手に美化し、歪曲することによって何かの効果を期待するというのは歴史に逆らい、アジアの平和に否定的な影響を与える危険な発想だからである。
該当する歴史教科書がまだ文部省の検定を受けているところだということが、それでもまだ希望を与えてくれる。何よりも日本政府は歪曲された歴史教科書が検定を通過するようなことがないようにしなければならない。すでにアジアの各国はこの問題に敏感な反応を見せている。中国外交省はこのニュースが入るやいなや強い調子で非難し、北朝鮮も即刻、是正を求めた。
このような反応に比べ、我が国の対応は比較にならないほど曖昧だ。外交省は論評にもならないブリーピングを通じて日本の教科書の歴史歪曲問題を注視しており、韓国政府の憂慮の念を日本に伝えるとしただけだ。日本との外交関係を考慮したように思われるが、外交と歴史の歪曲は全然別個の問題である。政府は今からでも、このような歴史の歪曲の動きに強い抗議の意思を日本側に伝え、該当の教科書が文部省の検定を通過しないように積極的な姿勢で要請しなければならない。






