平壌で昨日幕を下ろした第2次南北長官級会談は、経済協力など、幾つかの分野では合意を引き出すことに成功した。しかし全般的な結果は我々が期待していた水準には至らなかった。特に、朝鮮半島の平和体制など、本質的な問題には全く接近することができなかった。実に遺憾なことである。
両側の代表が経済協力のための制度を設けることに合意したのは幸いだ。韓国と北朝鮮がこれから実務会談を通して設けることにした投資保障や二重課税防止協定、清算決済、紛争解決方案などは韓国と北朝鮮の経済協力の活性化のために必須であることに間違はないだろう。
金正日(キム・ジョンイル)総書記が既に明らかにした通り、年内に離散家族の交換訪問を既に2回実施することにしたことも、離散家族に期待と希望を与えた。
しかし韓国側が議題として提示した、南北直通電話の仮設、軍事問題、国軍捕虜、拉北者(北朝鮮に拉致された人のこと)の送還、そして離散家族の面会所設立問題などに関して消極的な反応を見せたことを見ると、南北関係の先行が明るくないのではないかと感じさせる。金総書記の「第3次長官級会談からスピードを上げよう」という発言が影響しているのであるかもしれないが、韓国側にとっては北朝鮮側が会談において核心にならなければならない議題を意図的に避けているという印象を与えた。
拉北者と国軍捕虜問題に対する北朝鮮側の態度も納得しがたい。北朝鮮側は拉北者はいないと主張しているが、そうだとしたら、韓国が主張している‘400人余りに至る拉北者’の生存事実確認をしてみよう、といったような誠意を見せるのが道理ではあるまいか。国軍捕虜問題にしても同様だ。韓国側は歴然とした名簿まで公表しているのに、無条件否認だけするというのも説得力にかけるやり方だ。
北朝鮮が「白頭(べクドゥ)山と漢羅(ハンラ)山の交差観光」に合意したのは大きな意味があるが、このようなイベント性の交流よりは、朝鮮半島の平和や緊張緩和と関連した本質的問題に接近する姿勢を見せない限り、「6・15宣言」に生命力は湧いて来ないであろう。
南北問題の解決に時間がかかるのは当然のことだが、話し合わなければならない主題の優先順位は明確にしなければならない。第3次会談では南北の代表がこのような本質的問題に接近して欲しいものである。






