今シーズンのプロ野球の大きな特徴は弱肉強食。チーム間の食物連鎖にもジャングルの法則がそのまま当てはまる。
ドリームリーグ2位のドゥサンが代表的な例。ドゥサンは8日現在、現代を2ゲーム差で追っているが下位チームとの勝負では徹底的に勝利を収めている。8日の蚕室(チャムシル)での試合で6-5の逆戦勝利を収めて、最低勝率チームのSKには11連勝無敗。ハンファには7勝1敗。
SKのアン・ヨンテ社長はドゥサンとの対決で1勝も収められない不運が続き、大学の後輩であるイ・サングク韓国野球委員会(KBO)事務総長に会い、不満をもらしたという。
一方のドゥサンは、ドゥサンより勝率の低い三星には4勝7敗、LGには5勝7敗と弱く、ロッテにも6勝6敗と同率にとどまっている。もしSKとハンファがいなかったら、今シーズンのドゥサンの勝率は5割をやっと越える程度。
現代もロッテ(8勝1敗)、ヘッテ、ハンファ(共に9勝2敗)を勝率単独首位の強壮剤として「飲んで」いる。しかし現代はドリームリーグのライバルで現在2位のドゥサンに対して4勝6敗、三星には6勝5敗1分け、マジックリーグ首位のLGには7勝7敗と迫っており、目が離せない状況だ。
これに比べて最も平均した勝率を記録中のチームはLG。ドリームリーグ最下位のヘッテに3勝7敗1分けと弱いが、全チームを相手にまあまあの成績を上げている。
SKは3割にも満たない勝率(0.263)ではあるが油断はできないチーム。現代と4勝8敗と粘り強い勝負をしており、LGとは4勝5敗とリーグ首位チームを苦しめている。昨年の優勝チームハンファとも6勝8敗でこれら上位チームとの勝率だけ見れば14勝21敗と今シーズンはじめのSKの目標勝率だった4割に届いている。
一方、ロッテは三星に7勝5敗、三星はドゥサンに7勝4敗を記録し伝統的な天敵関係を崩した。 LGは勝率は低いものの、ソウルのライバルドゥサンを相手に7勝5敗でリードしプライドを保っている。
Yeonsoo Shin zangpabo@donga.com