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国内感染者は減少、連休期間がヤマ場

Posted October. 10, 2020 08:51,   

Updated October. 10, 2020 08:51

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9日、新型コロナウイルス感染症の新規感染者は54人で、二日間二桁を維持した。しかし、秋夕(チュソク、陰暦8月15日の節句)連休の影響で、全国で家族の集団感染が続くなど、まだ不安な状況である。特にハングルの日を含む三日間の連休が、終盤防疫の山場になるとみられる。

同日防疫当局によると、新規感染者のうち地域感染は38人。政府の社会的距離置きステップ1の基準(50人未満)を満たしたもので、10日ぶりに最も少ない数字だ。中央災難安全対策本部(中対本)は、「全体的な感染者数が徐々に減少しており、安定化傾向に入ったと慎重に判断している」と明らかにした。

しかし、リスク要素が散発的に起きている。中央防疫対策本部によると、秋夕期間中の家族の集まりを通じた集団感染が9日現在6件に増えた。このうち4件は、二次感染につながった。大田(テジョン)では、秋夕の食事会で始まった家族感染が勉強室に拡散されて、中高校生5人など6人が追加感染された。現在まで家族感染11人を含めて、累積感染者は18人となっている。全北井邑市(チョンブク・チョンウブシ)で一家族8人と村の住民4人の計12人が感染して、村ごとコホート隔離に入った。このほか、京畿華城市(キョンギ・ファソンシ)と高陽市(コヤンシ)の家族の集まりでも、それぞれ6人と7人の感染者が出た。

釜山(プサン)では、60代の訪問准看護師に関連する感染者が13人に増えた。このうち准看護師から直接注射を打ってもらった人は6人で、これらのひとたちが自身の家族に二次感染を起こしたことが分かった。その准看護師は3日、急性心不全で死亡した。

防疫当局は、週末の新型コロナの拡散を見守った後、11日に社会的距離置き段階の調整案を発表する予定だ。丁世均(チョン・セギュン)首相は9日、中対本の会議で、「今回は一律的な段階調整よりも地域別、業種別、施設別の防疫効果を細密に確かめてみて、社会的な受入れまで考慮して、防疫実効性に重点をおきたい」と明らかにした。


金相雲 sukim@donga.com · 李基鎭 doyoce@donga.com