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比例投票用紙、野球バットより長い89センチ

比例投票用紙、野球バットより長い89センチ

Posted March. 15, 2024 08:35,   

Updated March. 15, 2024 08:35

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4月10日に行われる韓国総選挙を27日後に控えた14日、比例代表議席を狙う政党が乱立し、比例代表の投票用紙が最大88.9センチに達する可能性があるという見通しだ。これは、野球バットの平均の長さ83.82センチ(約33インチ)より長い。政界では、「与野党が準連動型比例制を放置したため、一過性の比例政党が再び登場した」という指摘が出ている。

同日、中央選挙管理委員会(選管委)に登録された政党と活動中の創党準備委員会(創準委)が71ヵ所と集計された。現在、選管委に登録された政党は、与党「国民の力」と最大野党「共に民主党」など55党、政党設立のための創準委を設置したのは16ヵ所だ。このうち、今年2月以降に登録されたところだけを集計すると、8政党、9創準委の計17ヵ所にのぼる。

衛星政党を通じて比例代表を出す2大政党を除く69ヵ所がすべて比例代表候補を出せば、有権者が受け取る投票用紙は88.9センチになる見通しだ。投票用紙の上下余白(6.5センチ)と記票欄(1センチ)、区分区間(0.2センチ)を合わせた数値だ。第21代総選挙では35の政党が比例代表候補を出し、投票用紙の長さは48.1センチだった。第20代総選挙(21政党)では33.5センチ、第19代総選挙(20政党)では31.2センチだった。

比例代表候補を出す政党が50ヵ所を超えると、開票時に紙を記号別に分類する分類器はもとより、紙を数える計数機も使えないため、開票が遅れる事態が発生するものと予想される。分類機は34政党、長さ46.9センチを超えると使用できず、計数機は50政党まで処理できる。選管委が政党数の増加に備え、174億ウォンの予算を投入して新型の分類機と計数機を導入したが、無駄になる可能性がある。

第21代総選挙では、35の政党が比例代表候補を出したため、24の政党まで処理可能な分類機を使用できず、手作業で用紙を分類した。計数機は39政党まで処理でき、使用することができた。


チョ・グォンヒョン記者 buzz@donga.com