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韓米日3国首脳が「核の傘」協議体新設に向け近くワシントンで会談へ、 駐韓米国大使が本紙会見で明かす

韓米日3国首脳が「核の傘」協議体新設に向け近くワシントンで会談へ、 駐韓米国大使が本紙会見で明かす

Posted May. 23, 2023 08:16,   

Updated May. 23, 2023 08:16

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米国のゴールドバーグ駐韓大使が22日、韓米日3ヵ国の拡大抑止(「核の傘」)協議体の新設に関連して、「近いうちにワシントンで米韓日首脳が会談する際、首脳がこの問題を議論すると確信している」と話した。

ゴールドバーグ氏は同日、ソウル市中区の駐韓米国大使館で行われた東亜(トンア)日報とのインタビューで、「新たな米韓日安全保障協議体を作る場合、米韓核協議グループ(NCG)に日本を含める形なのか、NCGとは別の新たな安全保障協議体になるのか」という質問に、「どちらにもなり得る。これは(韓米日)首脳が決定すべき事項だ」と述べた。ゴールドバーグ氏は、「(韓米日拡大協議体に関して)何も排除しない」とし、「何が起こるか見守りたい」と話した。

ゴールドバーグ氏は、バイデン米大統領が21日に韓日首脳に提案したワシントンでの韓米日首脳会談は、「(韓米日協力の)アップグレード」と強調した。また、「3ヵ国の協力強化は、韓半島だけでなくインド太平洋全体の安全保障強化のためにも必要だ」と述べた。さらに「ワシントンで3ヵ国の首脳が会えば、リアルタイムのミサイル警報情報共有の強化にも積極的な役割を果たすだろう」と強調した。

大統領室では、ワシントンでの韓米日首脳会談を7、8月など夏に開催する案が浮上している。国家安保室の金泰孝(キム・テヒョ)第1次長は、「国連総会などの多国間会談を機にワシントンで3国の首脳が会うのは難しい」とし、3国だけのための別途の日程が採用される可能性を示唆した。

ゴールドバーグ氏は、21日に閉幕した主要7ヵ国首脳会議(G7サミット)で立ち上げることを決めた、中国を念頭に置いた「経済的威圧」に対抗するためのプラットフォームに韓国が参加すべきかと問われると、「私が決めることではなく、韓国が決めることだ」としながらも、「韓国は民主主義国家としてルールに則った秩序を持つ国だ。中国がルールに基づいた決定と国際秩序を無視するなら、我々はそのような行動を見過ごすことはできない」と強調した。韓国の参加の必要性を提起したものと解釈される。

韓国内の核保有世論と関連して、ゴールドバーグ氏は、「ソウルがならず者国家(北朝鮮)から数マイルしか離れていないため、そのような懸念があることを十分に理解している」としながらも、「韓国が核兵器保有を決定するには、まず核拡散防止条約(NPT)脱退をしなければならない」とし、「米国はNPTを支持する」と述べた。また、「韓国が核武装すれば、他の国々も『韓国がしたので自分たちもする』と言い出す結果になりかねない」とも述べた。「域内の核ドミノ」の可能性などを懸念し、韓国の核保有には反対の立場を明らかにしたのだ。


申晋宇 niceshin@donga.com · 申나리 journari@donga.com