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北朝鮮が開城工業団地内の10工場を無断稼働、統一部「「責任問う措置を検討」

北朝鮮が開城工業団地内の10工場を無断稼働、統一部「「責任問う措置を検討」

Posted May. 10, 2023 08:50,   

Updated May. 10, 2023 08:50

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政府が9日、北朝鮮が開城(ケソン)工業団地内の10ヵ所の工場が稼働中であることを把握していると明らかにした。政府は、権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官が先月11日に開城工団の無断稼働や韓側資産の使用などに対する糾弾声明を発表した後、北朝鮮がむしろさらに活発に工団を稼働していると見ている。これに対し、北朝鮮側に責任を問う措置まで検討している。

統一部関係者は同日、「政府は衛星写真を含む様々な情況を考慮し、10ヵ所の工場が稼働していると見ている」とし、「数と投入人数が増えている」と話した。そのうえで「開城工団と関連して責任を問う措置を検討している」とも述べた。

米政府系放送局のボイス・オブ・アメリカ(VOA)も同日、先月20日に撮影された衛星写真を分析した結果、開城工団の21ヵ所の建物と空き地でバスや人混み、資材などが発見されたと報じた。VOAは、「2016年以降、21ヵ所で一斉に活発な動きが衛星写真に撮られたのは初めて」とし、「過去の写真では、特定の建物1ヵ所だけにバス数台が停車し、5、6ヵ所でトラックなどが時々捉えられる程度だった」と指摘した。権氏が糾弾声明を発表し、「北朝鮮の違法行為に対する責任を問うために法的措置を含め可能なすべての措置を取る」と警告したにもかかわらず、約10日後に稼働率を3~4倍に引き上げたことを意味する。


申나리 journari@donga.com