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ラームがPGA1シーズン最多賞金記録を更新、あと2勝で2000万ドル達成も

ラームがPGA1シーズン最多賞金記録を更新、あと2勝で2000万ドル達成も

Posted May. 02, 2023 08:34,   

Updated May. 02, 2023 08:34

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トニー・フィノー(米国)は1日、メキシコ・バヤルタのビダンタ・バヤルタ(パー71)で終わった米男子ツアー(PGA)メキシコ・オープンで、通算24アンダー260で優勝した。フィノーに3打差のジョン・ラーム(スペイン)が単独2位だった。昨年の同大会ではラームが優勝しフィノーが2位だったが、今年は順位が入れ替わった。

2位に終わったラームは同日、PGAツアーの歴史に新しい1ページを飾った。2位賞金83万9300ドル(約11億2550万ウォン)を加え、1シーズンの最多賞金記録を更新したのだ。ラームはシーズン獲得賞金を1446万2840ドル(約194億ウォン)に増やし、昨年スコッティ・シェフラー(米国)が打ち立てた記録(1404万6910ドル)を塗り替えた。PGAツアーで1シーズンに1000万ドル以上の賞金を獲得した選手はラームとシェフラー、タイガーウッズ(米国、2005年、2007年、2009年)、ビジェイ・シン(フィジー=2004年)、ジョーダン・スピース(米国・15年)の5人だけだ。

ラームが現地時間基準で4月が終わる前にシーズン最多賞金記録を作成できたのは成績も良かったが、賞金が大幅に増えたからだ。ラームは1月、セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズでシーズン初勝利を収めた後、アメリカンエキスプレスとジェネシス・インビテーショナルを相次いで制覇した。先月初めに開かれた今季メジャー初戦マスターズでも頂点に立ち、今年だけで4勝を挙げた。世界ランキング1位も堅く守っている。

PGAツアーは昨年サウジアラビア資本で創設したLIVゴルフに対抗するため、いくつかの試合を今季に賞金総額2000万ドル(約268億ウォン)以上の「昇格大会」に指定した。セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(優勝賞金270万ドル、約36億ウォン)を除いた残りの昇格大会の優勝賞金は360万ドル(約48億ウォン)にも上る。ラームが優勝したジェネシス・インビテーショナルも昇格大会だった。ラームはマスターズ優勝で賞金324万ドル(約43億ウォン)を稼いだ。

今やラームが1シーズン獲得賞金2000万ドル時代を切り開くことができるかに注目が集まっている。ラームは4日から開かれる昇格大会のウェルズファーゴ選手権は欠場することにしたが、シーズンの残り試合のうち10試合前後に出場する予定だ。フェデックスカップ・プレーオフを含めて5つの昇格大会が残っており、メジャー戦も3試合残っている。このうち2勝さえ挙げて2000万ドルを超えることになる。ラームは生涯獲得賞金も4948万6883ドル(約664億ウォン)で5000万ドル突破を控えている。生涯獲得賞金歴代1位はウッズで、1億2095万4766ドル(約1622億ウォン)を稼いだ。


李憲宰 uni@donga.com