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ストーリー上等兵の遺族に洛東江戦闘地の土を伝達

ストーリー上等兵の遺族に洛東江戦闘地の土を伝達

Posted April. 28, 2023 08:17,   

Updated April. 28, 2023 08:17

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朴敏植(パク・ミンシク)国家報勲処長は26日(現地時間)、米ワシントンの韓国戦争参戦勇士記念公園にある「追悼の壁」で、最近身元が確認されたルーサー・ストーリー米陸軍上等兵の遺族に遺骨収拾地域の土を渡した。

米国を国賓として訪問している尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領とバイデン米大統領が、「韓国戦の名誉勲章授与者の身元確認に関する韓米首脳共同声明」を採択したことを機に用意された行事だ。

ストーリー上等兵は1950年9月1日、洛東江(ナクドンガン)の戦いで北朝鮮軍と戦い、一人で前方に残って中隊撤退作戦を援護し戦死した。この戦功で1951年、ストーリー上等兵の父親に米国最高武功勲章である「名誉勲章(Medal of Honor)」が授与された。しかし、故人の遺骨は70年以上も発見されておらず、今月6日、米国防総省傘下の戦争捕虜・行方不明者確認局(DPAA)の韓国戦争戦死者の遺骨鑑識の過程で、かつて韓国で発掘された一人の「身元不明」の遺骨がストーリー上等兵のものと確認されたという。朴処長は、遺骨が発掘された慶尚南道昌寧(キョンサンナムド・チャンニョン)地域の土が入った桐箱(太極旗で包む)と人工知能(AI)技術で復元した故人の写真の額縁を遺族に渡した。

ストーリー上等兵の遺族代表である甥のジュディ・ウェイド氏は、「70年余りぶりに叔父の遺骨を確認することができてとても嬉しかったが、韓米大統領から一緒に慰めてもらい、とても感謝している」とし、「叔父の遺骨が発掘された地域の土を渡され、その感動はなおさら大きい」と感想を述べた。

米国の顕忠日(5月最終週月曜日)の来月29日、ジョージア州アンダーソン国立墓地でストーリー上等兵の遺骨安置式が行われる。報勲処は報勲処長の弔電と花輪を渡す予定だ。


尹相虎 ysh1005@donga.com