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米国防予算が過去最大の1111兆ウォン、「中国が唯一の競争相手」

米国防予算が過去最大の1111兆ウォン、「中国が唯一の競争相手」

Posted March. 11, 2023 08:09,   

Updated March. 11, 2023 08:09

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バイデン米政権が2024会計年度(23年10月~24年9月)の国防予算に過去最大の8420億ドル(約1111兆ウォン)を編成した。特に、中国軍事抑止の最前線であるインド太平洋司令部に昨年より2倍以上多い153億ドルを割り当て、核兵器の近代化なども含め、予算増額の目的が中国牽制にあることを明らかにした。

ホワイトハウスは9日(現地時間)、今年より3.2%(260億ドル)多い8420億ドルの国防予算を議会に要請したと明らかにした。さらに、「国際秩序の再編を図る中国は米国の唯一の競争相手」とし、「中国を上回るための資源を要請する」と強調した。これに先立ち、中国は5日、今年の国防予算として昨年より7.2%増の1兆5537億元(約293兆ウォン)を提示した。

バイデン政権は、核兵器の近代化などに377億ドルを割り当てた。核弾頭を搭載できる潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、戦略核潜水艦、戦略爆撃機の3大核戦力と極超音速巡航ミサイルの開発に投資して中国に対抗する考えだ。

来年度の全体予算では計6兆9千億ドルを計上した。国務省は国防総省とは別に、インド太平洋内の同盟及びパートナーシップの強化、域内のインフラ支援、供給網の強化などに72億ドルを編成した。商務省も、中国の先端産業に対する米国企業及び個人の投資を制限するプログラムを実施すると明らかにするなど、事実上全省庁が中国牽制を予算案の目標に掲げた。

来月中に2024年の大統領選出馬計画を明らかにするとみられるバイデン大統領は同日、「(議会が)米国の安全保障のための情報機関及び米軍の予算を削減することを許さない」と述べ、早急な成立を求めた。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com