Go to contents

尹大統領、南部干ばつに「蟾津江の水を引いて産業団地に供給」

尹大統領、南部干ばつに「蟾津江の水を引いて産業団地に供給」

Posted March. 04, 2023 08:38,   

Updated March. 04, 2023 08:38

한국어

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は3日、「干ばつによる国民の困難がないよう、万全の備えをせよ」と述べた。南部地域が50年ぶりに最悪の干ばつに見舞われている中、干ばつ対策作りに総力を傾けるよう指示したのだ。尹大統領はまた、蟾津江(ソムジンガン)の水を引いて全羅南道(チョルラナムド)の麗水(ヨス)・光陽(クァンヤン)国家産業団地に供給する案も講じるよう要請した。

尹大統領は同日、「追加の非常事態が発生した場合、蟾津江本流の河川水を引いて産業団地に工業用水として供給するなど、予備案を準備せよ」と環境部に指示したと、金恩慧(キム・ウンヘ)大統領広報首席秘書官が伝えた。金首席によれば、政府は先月の国政懸案点検調整会議で、麗水・光陽産業団地の例年の整備時期を調節し、工場用水の使用量を減らすなどの措置を取ることに決めた。金首席は、「政府は他の用途の用水を活用するなど、干ばつ対策に取り組んできた」とし、「南部の干ばつは、あまりにも異例のケースなので、尹大統領が数回報告を受けて指示してきた」と強調した。

尹大統領は同日、南部地域の干ばつの実態について集中的に報じた東亜(トンア)日報の記事を見て、実態の把握と干ばつ対策作りを再度強調したという。本紙は、南部地域が50年ぶりに最悪の干ばつを経験し、麗水・光陽産業団地の工業用水の供給源である住岩(ジュアム)ダムが干上がっており、工場は生産日程を調整するなど稼動を減らしていると報じた。湖南(ホナム)地域の「上水源」であり「生命線」と呼ばれる住岩ダム流域の水面の表面積は、この2年間でサッカー場678個分(約4.84平方キロメートル)ほど減少した。住岩ダムの貯水率は23.7%台まで下がり、蟾津江ダムなど近隣の他のダムの貯水率も20%台にとどまり、地域の市民は「水の確保」に赤信号がともっている。


全主榮 aimhigh@donga.com