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米金利が4%台に、「来年は5%台」を予告

米金利が4%台に、「来年は5%台」を予告

Posted November. 04, 2022 07:58,   

Updated November. 04, 2022 07:58

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米国の基準金利が4%に跳ね上がった。米連邦準備制度(FRB)のジェローム・パウエル議長は、「最終金利は、以前の予想よりさらに高くなるだろう」とし、来年は5%台にまで金利が引き上げられることを予告した。

FRBは2日(現地時間)、連邦公開市場委員会(FOMC)の定例会議でジャイアントステップ(基準金利の0.75%引き上げ)に踏み切り、既存の3.0~3.25%から3.75~4.0%に基準金利を引き上げると明らかにした。4回連続のジャイアントステップに、韓国基準金利(3.0%)との格差が最大1%ポイントに広がった。

FRBは、市場の予測どおり、12月のFOMC会議ではビッグステップ(0.5%ポイントの引き上げ)へと一歩退くことを示唆した。パウエル議長は、FOMC会議後の記者会見で、「速度調節時点は、早ければ次の会議(12月)になるだろう」と明らかにした。だが、来年の最終金利は9月のFRBの予測値(4.6%)よりさらに高くなるとして5%台の引き上げを予告したのに続き、「金利引き上げ中断の考慮は早すぎる」「金利引き上げに向け進む道は、まだ残っている」と、タカ派的(強硬)発言を吐き出し、強力な緊縮意思を示した。

パウエル議長の発言は、「金利をゆっくり引き上げてもさらに高く引き上げ、金利引き上げをさらに長く持続するだろう」と要約される。氏は、「金利引き上げの速度は、どれだけ高く上げるか、どれだけ長く(金利高を)持続するかに比べれば、それほど重要ではない」と話した。

パウエル議長の強力な緊縮意志に同日、ナスダック指数は3.36%下落した。米国の2年満期国債の金利は、4.6%に跳ね上がった。ドル指数は取引中112を越え、「キングドル」の持続を予告した。韓国総合株価指数(コスピ)をはじめ、香港ハンセン指数、日本の日経指数なども下落傾向を示した。


金玹秀 kimhs@donga.com