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迎賓館新築予算878億ウォン、野党が「全額削減」の構え

迎賓館新築予算878億ウォン、野党が「全額削減」の構え

Posted September. 17, 2022 09:12,   

Updated September. 17, 2022 09:12

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大統領室が迎賓館の新築に約878億ウォンの予算を編成したことをめぐって、最大野党「共に民主党」が全額を削減する構えだ。しかし、大統領室と与党「国民の力」は、大統領府の移転に伴う新しい迎賓館の必要性を強調しており、国会の来年度予算案審査で迎賓館新築予算をめぐって与野党が激突するものとみられる。

民主党の朴洪根(パク・ホングン)院内代表は16日、党最高委員会議で、「政府が2023年予算案で900億ウォンに近い迎賓館新築予算をこっそり入れた」とし「(国会)予算決算特別委員会の審査を通じて予算を全額削減する」と主張した。また、「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、(大統領室)移転の費用をだましたことを謝罪すべきだ」と述べた。李在明(イ・ジェミョン)代表も、「驚いた。878億ウォンなら、洪水被災者1万人に1千万ウォン近く支給できる金額ではないのか」とし、「私たちは多数の議席を持っている。国民世論を尊重し、国民世論に反する予算が通過しないようにすることは私たちの義務だ」と強調した。

しかし大統領室は、「龍山時代にふさわしい迎賓館が必要だということに多くの国民が共感するだろう」と述べた。大統領室関係者は同日、記者団に対して、「大統領執務室を龍山に移転した後、内・外賓に対する行事を様々な場所で行う際、追加の警護費用や市民の不便が伴った」とし、「国益を高めて国の品格にふさわしい、内・外賓を接遇できる空間は避けられない面がある」と説明した。

与党も、政府が編成した迎賓館の新築予算を死守する構えだ。与党関係者は、「既存の大統領府迎賓館が劣悪であることは、卓賢民(タク・ヒョンミン)元大統領府儀典秘書官も認めていた」とし、「既存の大統領府迎賓館を改・補修したとしても費用がかかるだろう」と話した。

このため、迎賓館の新築予算は、定期国会で行われる来年度予算案審査の争点となるものとみられる。民主党は、予算決算特別委員会の審査で削減を図る計画だが、12月9日までに予算案に対して与野党が合意しない場合、政府案が国会本会議に自動的に付議される。


キム・ウンジ記者 チョ・ドンジュ記者 eunji@donga.com · djc@donga.com