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尹大統領、きょう外交長官と行安部長官を任命へ

尹大統領、きょう外交長官と行安部長官を任命へ

Posted May. 12, 2022 08:57,   

Updated May. 12, 2022 08:57

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が12日、与野党の意見対立で国会人事聴聞の報告書が採択されなかった朴振(パク・ジン)外交部長官候補と李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官候補の任命を強行するものとみられる。韓悳洙(ハン・ドクス)首相候補の国会承認投票をめぐって与野党が対立しているが、韓米首脳会談や小規模事業者支援などの緊急な懸案を処理するために両長官を先に任命する考えだ。

与党「国民の力」の関係者は11日、「21日の韓米首脳会談に向けて(20日から)バイデン米大統領の訪韓が予定されていることを考慮すると、外務と内務の責任を負う外交部、行政安全部長官の任命は至急な状況だ」とし、「国民の生命と財産を守ることは速やかに始めなければならない」と強調した。新型コロナウイルスの感染拡大による被害の支援に向けた追加更正予算案を扱う閣議が12日に開かれるため、閣議担当長官である行政安全部長官の任命も急ぐ考えだ。このため、閣議前に秋慶鎬(チュ・ギョンホ)経済副首相兼企画財政部長官が首相権限代行で2候補に対する任命を推薦し、尹氏が任命するものとみられている。

大統領室は、尹氏が開く初めての閣議を「尹錫悦内閣」だけで満たすことも考えている。尹氏は前日(10日)、秋氏を含む7人の長官を任命した。尹氏を含めれば「尹錫悦内閣」は8人。さらに3人の長官候補を任命すれば、「尹錫悦内閣」だけで閣議の定足数である11人を満たすことができ、文在寅(ムン・ジェイン)政府時代の長官とのぎこちない「同居」を避けることができる。大統領室は同日、「追加更正予算の編成が緊急な状況で、どのような方式で閣議を開くか深く検討している」と明らかにした。

ただし、尹氏側は、鄭鎬永(チョン・ホヨン)保健福祉部長官候補を含む聴聞報告書未採択候補の一括任命を強行することには慎重だ。尹氏が大規模に長官任命を強行する場合、野党「共に民主党」が強く反発し、韓氏に対する承認を無期限に遅らせかねないためだ。さらに6月1日の地方選挙を控え、政権スタート直後から大規模に任命を強行することも与党には負担だ。与野党は同日午後、国会で韓氏の任命同意案を処理するために会ったが、立場の相違だけを確認して散会した。


チョ・アラ記者 likeit@donga.com