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鄭義溶外交長官「終戦宣言、韓米間でかなり調整…合意は容易でない」

鄭義溶外交長官「終戦宣言、韓米間でかなり調整…合意は容易でない」

Posted November. 12, 2021 08:40,   

Updated November. 12, 2021 08:40

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鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官が終戦宣言をめぐる議論と関連して、「韓米間で調整がかなり終わった」としつつも、北朝鮮との合意までは容易でないという立場を明らかにした。

鄭氏は11日、国会外交統一委員会全体会議で、「李秀赫(イ・スヒョク)駐米大使の発言が報道されたが、(終戦宣言議論が)進展しているのか」と問われ、「そうだ。大きな原則に合意し、形式と内容をどのようにするか協議中」と話した。これに先立ち、李氏は特派員懇談会で、「韓米間で終戦宣言の文案まで意見を交換している」と明らかにした。

ただし鄭氏は、「終戦宣言が無難に合意に至りそうか」という問いには、「そこまで楽観的に見ていない」と一歩後退した。そして、「韓米間の合意だけでなされるものではないため、容易ではないだろう」とも述べた。実際に、バイデン米政権は先月、米国務省のソン・キム北朝鮮担当特別代表の訪韓の際、韓国政府に北朝鮮が対話のテーブルに出てこない以上、韓国の終戦宣言の提案を受け入れることはできないという立場を伝えたという。

鄭氏は、数回北朝鮮を訪問する意向を明らかにしたフランシスコ教皇の訪朝議論については、「南北対話の過程で教皇の訪朝を検討してみるよう(北朝鮮に)意見を伝えた」と明らかにした。鄭氏は時期については明らかにしなかった。北朝鮮の反応について、「ひとまず否定的な反応はない」とし、「しかし、教皇庁の立場は北朝鮮の公式の招請があってこそ検討が可能ということ」と述べた。北朝鮮は、教皇の訪朝を招請するかどうかについて返答していないという。


申晋宇 niceshin@donga.com