Go to contents

米、コロナ感染が再び増えると密かに「ブースター接種」急増

米、コロナ感染が再び増えると密かに「ブースター接種」急増

Posted August. 09, 2021 08:32,   

Updated August. 09, 2021 08:32

한국어

米国で、新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、保健当局がまだ推奨していないにもかかわらず、ワクチンの追加接種(ブースター接種)を受ける人が増えている。

AP通信は7日(現地時間)、米疾病対策センター(CDC)が、これまで医療機関から900件を超えるブースター接種の報告を受けたと伝えた。これは、医療機関が自発的に報告した数なので、実際にブースター接種をした米国人はさらに多いとみられる。

米国でこのようなことが可能になるのは、ワクチンが十分にあるうえ、当局の接種記録管理が厳格でなかったためとみられる。メイン州の26歳のジナ・ウェルチさんは、病院でワクチンを初めて接種すると言い、3回目を接種した。喘息と肝臓病を患っているというウェルチさんは、「自分で自分を守らなければならないと考えた」とし、「(保健当局のブースター接種)推奨を6ヵ月も1年もただ待つことはできなかった」と話した。ミズーリ州の60代の住民も、5月に町の薬局で3回目のワクチンを接種した。この住民は、個人情報を提供したが、薬局はワクチンを接種し、システムで検索した後に接種完了者であることを知った。

昨年12月にワクチン接種を始めた米国は、ワクチンを接種して時間が経った高齢者などを対象にしたブースター接種の戦略を近く出すとみられる。世界保健機関(WHO)は、ワクチン接種率が低い国のためにブースター接種を一時停止するよう要請している。


兪載東 jarrett@donga.com