Go to contents

「北朝鮮核に対抗して韓国も核保有を」 鄭夢準氏が主張

「北朝鮮核に対抗して韓国も核保有を」 鄭夢準氏が主張

Posted June. 04, 2012 08:14,   

한국어

セヌリ党の鄭夢準(チョン・モンジュン)元代表(写真)は3日、「米国に依存する核戦略を越えて、我々も核兵器保有能力を持つべきだ」と主張した。鄭元代表は同日、記者会見を開き、「北朝鮮が憲法に『核保有国』であることを明示したのは、核兵器がこれからは交渉の対象になり得ないことを意味する。安保政策に対する全面的な再検討が必要だ」として、このように述べた。この発言は、これまで鄭元代表が主張してきた「韓半島戦術核(1991年撤退)の再配置」よりさらに一歩踏み込んだものだ。

鄭元代表は、「核には核という『恐怖の均衡』なしには平和は得られない」とし、「今すぐ独自の核兵器を持たなくても、少なくとも保有能力を確保しなければならない」と話した。韓半島非核化という目標のためにも、独自で核武装をしなければならないという話だ。鄭氏は、「韓半島非核化宣言は、北朝鮮の核開発で事実上廃棄された」とし、「(核保有への)意志を示し、その段階を一歩ずつ踏んでいくのが次の政府がやるべきことだ」と強調した。

鄭元代表はまた、従来の対北朝鮮政策について「失敗した」と決め付け、「北朝鮮との関係維持だけにこだわってきたが、交渉を通じて全ての問題を解決できるという間違った認識が背景にある」と指摘した。さらに、15年に予定されている戦時作戦統制権の返還計画の全面的な再検討も安保公約に入れた。